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詩のようなものとイラスト・写真 /hoho  

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ふと思った言葉ににイラストや写真をのせています。
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2022年12月の記事一覧

蔦の花

蔦の花

私なんて

私なんて

そんないらない感情ばかり

切っても切っても

絡みついてくる蔦のよう

小さい頃 外の世界が怖くて

保育園のロッカーに閉じこもっていた私を

久しぶりに思い出した

こんな感情なくなればいいのに

こんな感情があるから

悩むんだ

私を苦しめる

こんな感情なんていらない

この感情は

まっすぐ太陽に向かって

伸びることができなかった

蔦に似ている

でもその蔦

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影

あなたは みんなに囲まれて

笑っていても

ふいに

ふと寂しそうな表情をしますね

あなたは いつも楽しそうに

日々を過ごしていても

夜になると

一人孤独を感じて

目覚めますね

そして暗い夜の中から

私を探してくれますね

私は

それで

少しほっとするのです

やっと本当のあなたに

逢えた気がして

私に話してくれませんか

あなたの心の奥底にあるものを

少しずつでいいので

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想う

想う

大切な人がいるということは

大切になればなるほど

失うのがこわくなる

もし大切な人がいなくなったらと思うと

自分の中で占める部分が

大きくなればなるほど

いなくなった時の心の穴を想像してしまう

傷つくのがこわい

ぽっかり心に穴が空くのがこわい

それならばいっそのこと

大切な人を作らないように生きていけばいいんだ

そう思っていても

いつもいつも考えてしまう

気づいたら色々心

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しっくりくる色

しっくりくる色

気づけば集めている色

好きな色

なんだか落ちつく色

私は

うすい くすんだ緑と

うすい 水色

気づけば集めている

その色に囲まれていると安心する

そんな色

とても

しっくりくる色

あなたにも ありますか

あのころの私へ

あのころの私へ

なにか大きなことが起こるわけでもない

なにか特別なことが起こるわけでもない

いつもと変わらない日々

何気なく過ぎていく日々

その日々を

心穏やかに過ごしていけることが

しあわせなんだと

今やっと思える

あのころの私へ伝えたい

そのまま歩いてきて

大丈夫だよ

それだけで

それだけで

いつも

声をかけてくれる人がいる

元気ないね、どうしたの?

がんばってるね

もう少しだよって

いつも

笑いかけてくれる人がいる

目を細めて

陽だまりのようなその笑顔で

かわいいね

いい子だねって

それだけで

私は

とても嬉しい

それだけで

泣きそうになる

それだけで

お花をこよなく愛されている

noterさんのKeigoMさん。

勝手にお写真をモデルにさせて

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声を聴かせて

声を聴かせて

眠れませんか

でしたら私と

少しお話ししませんか

あなたのお話を

聴かせてください

どんなことでもいいのです

私はあなたの声を子守唄に

先に眠ってしまうかもしれません

それほどあなたの声は

きっと心地良い気がします

まだ聴いたことはないけれど

きっと懐かしい気持ちになるような

そんな気がして

なりません

きれいでなくても

きれいでなくても

全然、今まで

綺麗に生きれなかったな

恥ずかしい思いをしたことも

忘れたいようなことも

隠しておきたいことも

いっぱいあるし

謝りたいことも

いっぱいある

綺麗なとこだけ

見てたいけれど

全部 全部

私が歩いてきたんだ

この足で

歩いてきたんだ

全く 綺麗に

生きれる人なんているのかな

綺麗でなくても

いいんじゃないかな

誰だって

何かしら 抱えながら

みん

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お元気ですか

お元気ですか

寒くなりますね

風邪などひいてませんか

暖かくしていますか

そちらは雪が降りますか

言いたいこと

聞きたいこと

いっぱいあるけど

何から話そう

時間が空きすぎていて

社交辞令しか

出てこないよ

何か欲しいものある?って聞かれても

物なんて いらない

あなたの笑顔が

側で見たい

こころを込めて

こころを込めて

こころを込めてやってみる

ひとつ

ひとつ

なんとなく過ぎてた毎日が

おひさまの

光の当たったビー玉のように

きらきらして見えてくるよ

あの人のこと

もっと大切にしたいって

思えるよ

心に色をつける日々

心に色をつける日々

生きにくさ

生きづらさ

誰もが抱えているのかもしれない

抱えたことがあるのかもしれない

私もずっと生きづらかった

自分が嫌いだった

でも

この場所で

心の中の色んなものを出すことで

生きることが 前より少し楽しくなった

自分のことも 前より少し好きになった

心の中が 前より少し色づいてきた

そうは言っても

忘れたように笑う日もあれば

笑いたくても

笑顔がひきつる日もあ

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空

なんだか今日は

行きたくないなぁと思う朝

冷たい空気の中

顔を上げると

空が優しく見てくれていた

行っておいで

大丈夫だから

って微笑んでくれた母のようだった

ああ、今日も疲れたなぁと

重い足取りの帰り道

ふと夜空を見上げると

満月のやさしい光が

そっと照らしてくれていた

おかえり

よくやったね

って静かに見守ってくれた父のようだった

たとえ小さな灯りでも

たとえ小さな灯りでも

たとえそれが

小さな小さな灯りだったとしても

その灯りを見て

道しるべにする人がいるかもしれない

その灯りを

暗闇にいる誰かに

分けれるかもしれない

その灯りに

自分自身が助けられるかもしれない

たとえそれが

どんなにどんなに小さな灯りでも

消さないで

大事に 大事に

守っていて

きっと良い日

きっと良い日

いつもより少し 早起きをして

いつもより少し 丁寧にコーヒーを淹れ

いつもより少し 心をこめて植物に水をあげる

いつもより少し 明るめのお化粧をし

いつもより少し 口角を上げて

いつもより少し 背すじを伸ばしてみる

いつもと同じ朝だけど

今日はなんだか良いことがありそう

いつもと同じ外の空気が

いつもより少し 澄んでるように感じた

今日はきっと 

良い日になる