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相手に寄り添う文章を書けるようになる秘策

文章の男っぽさ、女っぽさってなんだ!?
文体を変えると、なにが変わるっていうんだ!?

文章で成果を出すサービス・ホギコト代表、Webマーケター・コピーライターの日野成美です。

こちらで「実は入院なう」と告白してましたが、

先週、おかげさまで退院できました!バタバタしてましたが、今週からまた更新再開していきます。クスッと笑えてさっぱりと仕事にむかえるマーケのnoteめざしてがんばるぞい。

前回のnoteはこちら

さて、Webライティングをやっていると
「男性っぽい文章、女性っぽい文章」の区別をされる、あるいは書き分けを要望されることがあります。

ホギコト日野は実際にMTGするとフワッとしたミドサー女性なんですが、noteの文章だけ読んだ方から男性と間違われる事案が昨年末に発生。
「なぜあたいを男性だと思った!?」と真剣に考察したのです。


ダイバーシティのご時世ですが、世の中には男性もいれば女性もいる。
どういう文章が、いかなる印象を相手に与えるのか?
そして相手に合わせた文体で、一体何が変わるのか?

これを読めば
TPOに応じた文体の違いがわかる!

ホギコトのnoteはPRを含みます

前提。TPOに合わせて、文体を書き換える効能

いつも同じような文体で、コンテンツを制作していませんか?


文体というのは、その場に応じたドレスコードのようなもの。

「マジ卍、バズりてー」ということばを使うなら10代学生の世界に。
「お世話になっております。弊社の商品を紹介する機会をいただき光栄です」なら、セールスパーソンの世界に。
「このままローンチするとバグで画面がクラッシュする可能性が高いのでなる早で対応したほうがいいです」だと、ITエンジニアの領域に。

相手の使う単語・相手とおなじ文章のリズムにすることで、すんなりとユーザーの懐に飛びこめる、結果としてエンゲージメントを獲得しやすい効能を持ちます。
まあ、親近感持ってもらえて愛されやすいコンテンツになりやすいってことね。


しかもこれは「30代女性、事務職、既婚、子ども2人」といった同じユーザーセグメントなら同じ文体でいればいいという話ではない。

仕事中は「お世話になっております。いかがされましたか?」ときちんとした感を醸す事務員さんだって、保育園でママ友と「めっちゃ疲れるよねーごはんの準備きつい」って砕けた会話するし、子ども相手だと「ママもだいちゅき!」とか言うやろ!

人間は常に同じ人格をしていない。場面や相手に応じて性格を変化させるのはもはや心理学の常識です(心理学用語「ペルソナ」の考え方ね。マーケ用語と内容全然違うので注意!)。
それと同じで、必要な文体や使うことばのテイストも、シーンごとにまったくといっていいほど違うもの。

BtoBとBtoCを同じ土俵で扱うなんてもってのほか!!

いったんは男性的文章と女性的文章の違いについて分析した私でしたが、ふとキーボード高速タイプする指を止めました。

今、はたらく女性でロジカルシンキングができない人とか、いるか……?
イマドキ女子みんな、三段論法使ってすごくロジカルに仕事しとるで……?

男性のみならず女性でも、社会問題や政治議題に提言する人もたくさんいます。
その場合には、男性と同じレベルのロジックを駆使せざるをえない。ビジネスだからです。感情的になっても相手には通りません。


そう、求められるのは「その場で使われているリズムの文章」。
場違いな文体は、だれも求めていないのです。

相手に合わせた文体やことばで語ることで、ようやく相手とおなじフィールドに立って対話ができるようになるのですから。

「男性の書く文章=ロジカル」「女性の書く文章=エモーショナル」?

さて、面談でいきなり「男性かと思った」と言われた私は考え込みました。なぜ先方は私を男性と勘違いしたのか?

おそらく、ロジカルに詰めていくスタイルで男性と勘違いされた。
論理的にドライな文章は男性と勘違いされやすい。

(ちなみに当時のnote記事はこんなん)

……うんまあ確かにな!これなら納得いく仮説やわ!

男性脳はロジカル、女性脳は共感的でエモーショナルと言われます。
さまざまな説がありますが、性差によって脳の仕組みが違うという説が有力です。


仕事の場面だと、ロジカルシンキングやクリティカルシンキングを使ったほうが平和に進むことが多い。ロジカルに具体的に詰めていく文章は、男性的にみえるのかもしれません。


とすると、「女性的な文章」はきっとこんな感じ

  • ふわっとしている

  • 感情を全面に出す

  • 共感的、情緒的

まあ男性でも感情を表に出しまくる人とかいるからなんともいえないけどね!その人、太宰治っていうんだけどね!?


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さて、今日びSNSにもSEOにもCVRが求められるマーケ畑。
ユーザーファーストでないと見向きもされず、ニーズに刺さらない広告は秒速スルーされるだけの日々。

そんな中、ライターやマーケターたちが切磋琢磨を積んでいます。

相手に合わせる文章を一人で書き分けるって、一体どうすればいいのか?
親近感もって読んでもらえて、売上にもつなげるための必殺のワザがあるんです。こちら!

多様な文体を可能にする「書き手マスク」

ズバリ、書くとき特定のキャラになりきることで、文体の可動域を広げるやり方。
その名も「書き手マスク」。


日野が広告ライティングの現場で開発したオリジナルの方法論です。似たようなこともうすでにだれか公開してたらごめん!

たとえば……

  • 金融・銀行向けには、髪はシニョンまとめ・ダークスーツのコンシェルジュになりきったようなエレガントさで

  • 子持ち主婦向けには、Tシャツ・ジーンズ・ナチュラルメイク、スーパーで見切り品をあさるのが大好きなアラフォーママ友になりきったチャキチャキのリズム感で

  • 士業や資格職には、漢語や四字熟語大好きな50代弁護士のような硬派さで


このように書き手マスク(=書き手としてのキャラ仮面)を被ることで、より相手に合わせた文章を書くことがライターの中で可能に。
文体を変える「なりきりコンテンツ制作」は、紀貫之の時代からキホン的なメソッドですが、Webライティングで取り入れてみたらエンゲージメントやCVRをかなり上げることができるようになりました。


やり方はカンタン!
書く前に、自分の中でユーザーに対して適切と思われる「マスク(仮面)」の設定を作成し、制作中はそのキャラになりきって執筆するだけ。

ペルソナを作成するタイミングでやるとよりGOODです。


書き手マスクを使うなどして文体を変えるメリットは大きく3つあります。

  • ユーザーがコンテンツに親近感を持ちやすくなる

  • 新規性が生まれ、目を引きやすくなる

  • コンテンツ内容にも新しい発想が生まれやすくなる

文体を最適化することで相手のふところに入り込みやすくなり、かつ飽きられるリスクが低くなる。
人間は同じようなコンテンツが続くと飽きるため、定期的にUIデザイン変更やリブランディングを行うのはデザイン領域だと常識です。同じことをライティングでもやるイメージですね。

もちろん訓練は要る!私も10代女子向け文章書けっていわれたら現役JKのLINEスクショとかティーンズ向けコンテンツ熟読して修行しないと無理!


ただ、このAI時代。
人間のライティングでできる価値提供を考えると、「相手にあわせた文体」ができると強い。

「ただ書くだけでしょ?」なんて言わせない。
お客様=エンドユーザー目線でのコンテンツは、人間が書くのに圧倒的に分があるのですから。


あなたの書いた文章で、人の心を打つために。
相手に合わせた文体を考えて書いてみてもいいかもしれませんね。


お読みいただきありがとうございました!


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※ココナラでのサービス提供は4月末をもって終了いたします。以降はSTORESで展開していく予定です。ホギコトのココナラを閲覧いただいたみなさまありがとうございました!

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