今も昔も本屋は私のパワースポット。
私は本屋が好きだ。
駅前によくある本屋も、個人の方が経営している本屋も、ジュンク堂や紀伊国屋書店のような大きい本屋も全部好き。
「書店」の看板を見かけたら何も目的がないのに入ってしまう子どもだった。
自動ドアが開いてすぐにふわりと鼻をくすぐる紙の香り。
サラリーマンや主婦、学生と様々な年代が本を探して歩く靴音。
ご縁があった本を手に取ってレジに向かうまでのドキドキ感。
いつからあの時間を思い出さなくなったのだろう。
この10年ほどは本屋に行く機会がめっきり減った。
別に本が嫌いになったわけじゃない。
ただ買う場所が変わっただけ。
コロナ禍を経てほとんどの本をインターネットで買うようになった。
愛用しているのはAmazonや楽天ブックス。
1冊からでも送料無料だし、購入金額分のポイントがつく。
その上本屋に行く時間を別のことに充てれると考えるとネットで購入するメリットは大きい。
合理的と言えばそうなんだろう。
でもここ何年か言葉にできない寂しさのような感情があったのも事実。
本屋という場所を楽しみつつ、新しい本を手に取って家に帰るまでの体験がどんどん色褪せていってしまうような…漠然とした不安が積もりつづけていた。
先日そのことを思い出して近所の本屋に足を運んでみた。
初めて行った場所なのに踏み入れた瞬間に子供の頃の記憶が蘇る。
きれいにジャンルごとに整頓された本が誇らしそうに棚に並んでいるのを見ると、懐かしさで目がじんわりと熱くなる。
近くには中古ゲーム売り場があったり文房具コーナーがあって、学校に行く歳でもないのに妙に物欲をくすぐられるのだ。
せっかくの記念に、と買ったのはみっけさんの「知りたいこと図鑑」。
お茶の名前やアメリカの州の種類、紅茶や誕生石にいたるまで色んな名称がぎゅっと詰まっていてどのページを開いても楽しい。
きっと知りたがりな私が読んでも面白いから、小学生くらいの子達ならもっとワクワクした気持ちで読めると思う。
今回は一冊にしたけれど、次は連載漫画の続きをここで買ってもいいかも。
あ、あと欲しかったレシピ本も本屋で買ってしまおうかな。
ついでについでに欲しかった万年筆のインクも…。
…なーんてあれこれ妄想を膨らませては、次に行きたい本屋をスマホで検索している私。
マスクの下で今日もにやにやが止まらない。
今日もなんて素敵なほがらか日和🍀
ほがらか
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