「障害は個性」に対する違和感。
以前、障害者福祉支援に携わる人から
「障害は個性だから!大丈夫!」
と励まされたことがある。
私はいささかその方に不信感を覚えた。
私は幼い頃から虐待をされてPTSDを患っている。
発達性トラウマ障害もあると思う。
愛着にも課題がある。
そして最後に発覚したのは表面化しないADHDで酷い感覚過敏を持っていることだった。
就職も何度も経験しているが、いまはPTSD治療に専念するため離職している。
まだ、就職していた頃に掛けられた言葉だった。
「障害は個性」
いや、本人は困り果ててクリニックへ行き、診断を受けているの。
だから、本人にとっては「ハードル」なの。
困っているの。
それを「個性」で片付けられては…もっと困る。
声の高い人、
癖っ毛の人、
爪の形が平ぺったい人…
と同じ「個性的ね」で済まされてはたまったものではない。
もちろん、私の我慢強さを「個性」と言ってくれていたのかもしれない。
周りに気を遣い過ぎて肉離れを起こすまでガチガチに我慢するのは…個性か?
キャーキャーうるさい環境でもひたすら耳栓で耐え抜き、肉離れ起こしているのは…個性か?
暗記力の無さをカバーするため、いつもメモ帳を持ち歩き荷物が増えちゃうのは…個性か?
遅刻しないように9時集合の際に5時に起きなくてはならないのは…個性か?
……😅
「障害は個性」ってちっとも励ましにならないし、何ならとても苦しい言葉。
でも、悪意を持って発せられたわけじゃないと分かっているから強く否定したりはできなかった。
……。
少なくとも私にとっては「障害は個性」ではありません。
私にとっては必死に対処している「困りごと」です。
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