《GW》身体を張ったアンチデフォルメと得たもの。
ゴールデンウィークはどこも混みますし、せいぜい天気の悪い日にウォーキングをしたり浜に座っていた程度でした。
お出掛けらしいものはしませんでした。
ポリヴェーガル理論の実践でイラストを描いてから、「やっぱり絵を描くことは楽しい」とGW中にちょこちょこ描いていました。
(やや男性社会に批判的な箇所もあります。ご了承ください。約1900字のロングアウトプットです。お時間お気をつけください🙏)
◎アンチデフォルメde自我ゾーン!
以前から巷にあふれる女性を描いたイラストには強いデフォルメが加えられていることが多く、私は「それも表現の一種だろうな」と受け止めながらも少年(子ども)向けのイラストにさえ強い誇張がなされたものが多いことに「不安や不快感」がありました。
女性の身体にはデフォルメがなければならないのだろうか?
それが普通だと刷り込みがなされてはいないだろうか?
それにより不安や焦燥感に駆られてしまう少女のなんと多いことか。
私は凹凸の少ない自分の身体をイラストに起こそうと思いました。
平たく言えば自画像ですね。
アンチデフォルメだ!
いざ描いてみると、誇張を刷り込まれているのはまだ現実を知らない少年や子どもだとひしひしと感じました。
そしてデフォルメを加える文化が根強いのはまだまだ社会のほとんどを男性が握っているからだろうなと感じました。
社会で同等に女性が力を持てば、デフォルメキャラを持ち上げる力が弱っていく気がします。
自分で言うのも何ですが、イラストを描いているうちに「私もなかなか悪くないじゃないか」と思えてきました。
かつての恋人からは「〇〇はもう歳だから出会いはないだろう」など散々失礼なこと言われてきましたが、いま目の前にいたら踵落とししてますね(苦笑)。
「失礼な!アホタレ!!」
ありのままの姿にケチを付けられたら、踵落とし!
飛び蹴り!ハイキック!
おーふくビンタァァアッ!!
回し蹴りぃいっ!!
右フック!(やり過ぎやり過ぎ…)
私は子どもの頃からオヤからは醜いと刷り込まれ、クラスメイトからはブスだと言われ、中学にあがれば男子からも女子からも「ぺちゃパイ」とバカにされていました。
んで、歳だとぉ?
◎下着は選び放題!!
でも、今になって思うのはあまり胸元が大きくないからこそ下着は選べます。
「可愛い系」から「セクシー系」まで幅広く品揃えがあります!
すべての下着は我のためにあり!!
とすら思っています(笑)。
◎蘇る記憶
昔、カメラマンに撮ってもらった写真を服装を変えて模写したものです。
砂浜と海と。
こちらは当日の服装を模写しています。
お尻に敷いているのはカメラマンが服が汚れないようにと気を遣って敷いてくれたハンカチです。
「悪いなぁ」
と思ったのですが、せっかく敷いてくれたのでお礼を言って座らせてもらいました。
懐かしいです。
この時ほど「お姫さま扱い」されたことは先にも後にもありません。
たぶん私の人生で一番私を大切に扱ってくれた方はこのカメラマンだと思っています。
どれもケント紙にマッキーと色鉛筆だけで彩色しています。
手軽さが趣味として続けられる秘訣です。
正直、自画像を描いてみようと思ったのは初めてでしたし、まさか初めての自画像が下着姿になっちゃうとも思っていませんでした。
フツー顔を描きますものね💧
やっぱり不快なんですよね。
きっと。
巷にあふれるデフォルメされた女性像が。
「そんなひといないって!」
実際、胸元の小さい自分に少女時代から引け目みたいなものを感じてきたので、やっぱり不快なんです。
◎自画像を描いた感想、気づきやありがたみ、そして「捨てたもんじゃない」。
自画像を描くにあたっては、「楽しかった!」の一言です。
確かに胸元は控えめだけど、下着の観察もしながら描いたので、「すごい緻密なレース使ってるんだなぁ…今まで気づかなかった」みたいな下着に対するありがたみを味わったり。
パタンナーさん、レースをつくるひと、実際縫うひと、販売員さん、色んなひとの手を経て来たんだなぁという感慨深さも味わったり。
じ〜ん…
痩せていてあばらが浮いているけど、自分のお尻のラインは悪くないなぁって思ったり(笑)。
脚は綺麗だ、とか(笑)。
自画像を描いた後からは、ちゃんとお化粧をするようになりました。
懐かしい優しくされた記憶にも触れることができて、
「私まだまだ捨てたもんじゃない!!」
と思えたみたいです(笑)。
まぁ、「捨てたもんじゃない!」と思えたのなら描いた甲斐もありました。
それこそセルフコンパッションの大きな一歩だったかもしれませんね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?