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恋は止まってはくれないから

''今の気候が一番いいよね''

''そうですね、ピクニックしたくなる〜新宿御苑行ったことないんですよ''

''良いみたいだね〜!''

''わたしたち平日休みだから強みを発揮できそうですよね''

''小さいクーラーにお酒入れて行こうか!''

''行きましょう!''

''休みが重なったらのタスクが山積みだね(笑)''

新宿御苑で果たしてお酒を飲んでいいものなのかわからないけれど、ありがとう、新宿御苑。


職場が入っているショッピングモールで開催中のビアガーデン。
ドリンク無料チケットが配布された。

これもまた、わたしたちを結びつけるプレゼントだった。

仕事終わり、こっそり2人分チケットを貰って行こうとしたけれど、その日は残業だったので時間が間に合わなかったし
もう1人シフトが一緒だった先輩が、いつになく飲むことに乗り気だったので
2人きりにはなれなかった。

3人でコンビニのお酒を飲んだ。

帰宅後のLINE。

''今日もありがとうございました''

''こちらこそありがとうございました。○○さん(先輩)いつになく乗り気だったね(笑)''

''ですね〜、でも貴重な機会でした!''

''そうだね、まあまた今度のんびり行きましょう''


''ここも美味しいから○○さん(彼)連れて行きたいな〜''

''本当に美味しそうなところ勧めてくるな〜(笑)吉祥寺ってあんまり行ったことないんだよね''

''え、吉祥寺めちゃくちゃいいですよ!古着屋さんもあるし、井の頭公園が最高です!400円くらいで動物とか水生物見られるんですよ''

''え〜じゃあ今度案内してもらおうかな!''

こうやって、次から次へと2人でやりたいこと、行きたい場所が増えていく。

休みが合わないわたしたち、時間が足りないよ。


『花束みたいな恋をした』

目に止まったので、久しぶりに観てみた。

*以下、うっすらネタバレを含みます…!

好きな人と自分を重ねてみたり、好きな人と見たこともない好きな人の恋人を重ねてみたり。

色々な想いで眺めていた。

やっぱり、始まりは終わりの始まりなのかな。


彼とは、話をすればするほど''合う〜''と感じるし
かわいいと感じる洋服も似ているし
生きていて気になる部分、嫌だと感じる部分も似ているし
カラオケが好きなところも、お酒を飲むペースも、中学高校の地歴公民の教員免許を持っているのも同じ。

出勤の時、服が被りがちで上司から
''カップルみたいだね''
なんていじられてしまうし

''○○くん(彼)と○○さん(わたし)は合いそうだよね''
なんて言われてしまう。

そんなこと言われたら、運命だって信じたくなっちゃうよ。

でも、終わりの始まりを、始める覚悟がわたしにはあるのかな。

彼と彼の恋人の、きっと人生最大であろう恋愛を、壊そうとする勇気があるのかな。


麦くんと絹ちゃんの最後のファミレス。

麦くんの涙。

その涙を彼と重ねてしまった。

''合わない''などと散々言っているけれど
彼がもし、恋人と別れると決めたら
涙を流すのだろうか。

わたしが自分の気持ちを押し通そうとすることは、彼を悲しませることになるのかな。

そして同時に、彼への気持ちも強くなる。
彼が悲しい時、不安な時、泣きたい時、そばにいたいと思った。

思ってしまった。


3日後には大好きなお店に一緒に行くというイベントが待っているから
なんとか生き延びなければいけない。

そして、7月。

何かが動き出しそうな気がしている。

2日くらい、休みが合う日があるといいな。

7月の最後には、わたしが誘ったサッカーの試合を観に行く予定(チケット何としてもゲットする…!)

その日は希望休をお互いに出したから、確実に休みになる。

なんとなく、その日で一度気持ちを伝えるんじゃないかな、と予測しているわたし。

でもなんだかんだ、その頃には8月以降の予定も立っていて、気持ちを伝えづらくなっていそうな気もするし、予定が立っていたら良いとも思う。


また難しい恋をしてしまったな〜〜

それでも、彼といる時間はとても尊くて
大切にしたいものなのです。

恋するわたしたちを、目一杯愛してゆこうね。

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