子どもとおうちでできる けんちく工作 day24 アパルトマンをつくろう!その2
今日はお家で何しよう?
お家にあるもので自分の身の回りのお家や街をつくったり、お家の中を探検してみよう!
子ども一人で、または大人といっしょにできる、建築や街に関する工作やヒントを公開しています。
年齢は問いません。年齢別にオススメのやり方をご提案します。
今日は、アパルトマンをつくろう!その2。
けんちく工作アトリエについては、詳しくはこちら。
今日は・・・【アパルトマンをつくろう!その2】
昨日は平面図(へいめんず)をつくったよ。今日は同じ部屋の「展開図(てんかいず)」をかいてみよう!
選んだお家の中の部屋の展開図を、《じぶんじょうぎ》を使ってはかって、をかいてみよう!
用意するもの
・《じぶんじょうぎ》
・昨日つくった平面図
・A4〜A3サイズの白い紙(裏紙でもOK)
・えんぴつかペン
つくり方
1)展開図とは?
展開図について知るために、まずはお部屋の中心に立ってみよう。まわりを見回すと、部屋をかこっているかべはいくつあるかな?
4つ!(ときどき3つや5つの部屋があるかも・・・)
そのそれぞれの4つのかべには何があるかな?昨日平面図にかいた、ドアやまどがあると思う。それらの位置は、かべを真っ正面から見たときにどこにあるかな?展開図はかべにあるものの位置をきろくするための図面なんだ。
例えば、展開図はこんなかんじ・・・。シャワールームの展開図だよ。右側にあるのはトイレ(正面から見ているね)。パリのアパルトマンはシャワールームとトイレがいっしょになっていることが多いよ。
2)部屋の大きさをはかってかいてみよう
紙とペンと《じぶんじょうぎ》をもって、それぞれの壁をしらべよう。まだわかっていないのは、ドアやまどの高さ。
高さを自分の体ではかるのはちょっとむずかしいかもしれない。お家の人に手伝ってもらって、自分の体いくつぶんかを見てもらおう。わかったらきろくしていこう。だいたいで大丈夫!
まずは昨日とおなじように、下の図のようにはしっこに点をかくとこからはじめよう。次に、かべのながさ。かべのよこの長さは、昨日平面図にかいたへやの長さと同じだよ。平面図から、かきうつそう。
次に、高さが自分の背の高さ2つぶん。
点をかいたら、点を線でむすぼう。かべの大きさがわかったよ。
3)ドアやまどをはかってかいてみよう
次に、ドアやまどの高さを《じぶんじょうぎ》を使ってはかってかいてみよう。とくにまどは、ゆかからまどの下までもはからないといけない!
《じぶんじょうぎ》をうまくつかって、はかってみよう。下の絵では、ゆかからまどの下までの高さとまどじたいの高さが肩の高さまでだったので、それを点できろくしたよ。
まどのよこの長さは平面図にかいてあるので、位置をかきうつそう。
これで展開図が完成!
ほかの3つのかべもドアやまどがあったら、同じようにはかってかいてみよう!
年齢別つくり方と目標
〜6歳 保護者の方が横でつくって一緒にやってみせてあげましょう。
7〜9歳 保護者の方がガイドしながら子ども主体で進めましょう。
10歳〜 子どもだけでやってみましょう。
このプロジェクトでできること
・ 自分の身体性と空間の関係性を学ぶ
・ 三次元のものを二次元に落とし込む力を養う
・ 図面の表現を理解し、学ぶ
もっとやってみよう
・ドアやまどの他にも部屋にはいろんなものがあると思う。いろいろとはかってきろくしてみよう!
・他の部屋もはかってきろくしてみよう
明日は・・・
明日はアパルトマンをつくろう!その3。図面をもとに模型をつくろう!
保護者の方へ
昨日の平面図がかければ、今日の展開図もそこまで難しくないかもしれません。高さを図ることは難しいので、”目ばかり”を手伝ってあげてください。大雑把でも大丈夫。自分の体と部屋の大きさの関係性を感じて理解することが主旨です。
※内容や資料の無断引用や転載はお断りしております。
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