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子どもとおうちでできる けんちく工作 day00 けんちく工作アトリエとは?


けんちくやまちをつくってみよう!

これまで以上にお家にいる時間が長くなって、何をしようかな?と考えている子どもたち。
そんな子どもたちを楽しませてあげたいと考えている保護者の方も多いのでは?

ここでは、実は身近な建築や都市(街)をテーマに、お家にあるものでできる工作のアイデアを公開しています。

よく見回せば家の中はおもしろいものがいっぱい!いつも通学の途中に通る道を思い出してみると、あんなものもこんなのものあった!
建築や街は自分が日々生活する空間をかたちづくるもの。こんなときだからこそ、自分の家や街について、じっくり考えてみたり観察してみませんか?

パリから

現在、フランス・パリで息子の育児をしながら建築設計の仕事をしています。そのかたわら、週に一回、パリにある幼稚園で子どもたちにけんちく工作アトリエを開き、建築や都市のおもしろさを伝えています。

けんちく工作アトリエとは?

アトリエはフランス語でワークショップや工房という意味で、絵や彫刻、家具など、いろんなものが創造されていく生き生きとした場です。パリの幼稚園で開催しているけんちく工作アトリエでは、建築や都市(街)にまつわるテーマを元に、子どもたち主体で手をうごかして、時に一人で、時に力をあわせて作品をつくりあげます。

このオンライン上のけんちく工作アトリエでは、パリの幼稚園でのけんちく工作アトリエのプログラムを元に、家でもできるようにちょっとつくりかえて公開します。

ものをつくるたのしさを伝えたい

2011年の東日本大震災が起こり、同年夏から支援プロジェクトとして、仮設住宅や災害復興住宅に段ボール製の棚を届けるtanaprojectを立ち上げました。仮設住宅の集会所で自分たちが使う棚をみんなでいっしょにつくるこのワークショッププロジェクトを通し、もっとものをつくる楽しさを伝えたいと考え、東京都の小学校や環境教育施設でワークショップを開催してきました。2017年に文化庁新進芸術家派遣制度でフィンランドにて研修をした際には、フィンランドの教育省からも認定されている子どもと若者のための建築学校Arkki(アルッキ)に、アシスタントとして通常の授業とサマーキャンプに関わりました。
これらの経験を通して、自らも子どもたちに建築や都市のおもしろさを自らの手を使ってつくることを通して伝えたいと考え、現在住んでいるパリで幼稚園児たちに向けて、小さなアトリエを始めました。

目指すこと

けんちく工作アトリエでは、以下のことを目標にしています。

・家や街、地域など自分の暮らす環境を考え、愛着を持つきっかけとなる
・自分の手を使ってつくりあげる力を鍛える
・複合的な問題に対する解決能力をのばす
・3次元のものを把握し、組み立てる力をつける
・一人で考えたり、他の人と協力する力を養う
・基礎的な工具を使えるようになり、自らの力で生きぬく力をつける

自らの手をうごかし、問題を解決し、形あるものをつくりあげる力は、先が見えない状況にこそ、子どもたちがたくましく生きていくために必要だと考えています。

特徴

このオンラインのけんちく工作アトリエでは、以下のことを特徴としています。

・家にあるもの、または家にあるもので代用できる材料を使う
・対象年齢は特に限定せず、年齢に合わせたつくりかた、工夫のしかたも合わせて掲載
・長く家にいるので、一つのテーマを複数回に分けてつくったり、育てていけるアイデアも公開


長くなりましたが、さっそく一つ目のプログラム、day01【お家をつくろう!】から始めましょう!

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