子どもとおうちでできる けんちく工作 day21 《じぶんじょうぎ》をつくろう!
今日はお家で何しよう?
お家にあるもので自分の身の回りのお家や街をつくったり、お家の中を探検してみよう!
子ども一人で、または大人といっしょにできる、建築や街に関する工作やヒントを公開しています。
年齢は問いません。年齢別にオススメのやり方をご提案します。
今日は、《じぶんじょうぎ》をつくろう!
けんちく工作アトリエについては、詳しくはこちら。
今日は・・・【《じぶんじょうぎ》をつくろう!】
今日は、昨日やってみたじぶんの体でものをはかる方法をつかって、自分だけの「じょうぎ」をつくろう。このじょうぎをつくることで、お家にあるものの大きさを紙にきろくできるようになるよ!
用意するもの
• ダウンロードした型紙
• A4サイズの画用紙ぐらいの厚さの白い紙
• はさみ
• 紙とペン
つくり方
1)ダウンロードと印刷
お家にプリンターがあったら、下から型紙をダウンロードして、用意した少し厚いA4の紙に直接印刷しよう。厚紙の印刷の仕方はお家のプリンターを確認してね。お家にプリンターがなくても大丈夫、長さが書いてあるので、紙に書き写そう。
2)切りとる
印刷したら、点線に沿ってはさみで四角く切りとろう。
3)使い方
さっそく、昨日はかったドアをきろくに残してみよう。
まず、ドアの大きさを紙にメモしよう。
例えば、よこの長さがうでをひろげた半分くらいの長さだったら、「よこ、うで1本分」、高さがじぶんのせ1人+半分だったら「たかさ、せ1+半分」など。
この《じぶんじょうぎ》は、下の長さを自分の体ではかって、きろくにのこすことができるよ。
メモできたら、《じぶんじょうぎ》をつかって、ドアを紙にきろくしてみよう。
よこはうで半分だから半分の長さでしるしをつけて、高さは1+半分だから、まず1の高さでしるしをつけて、じょうぎをずらして半分のところにしるしをつけよう。
点をむすぶと、長方形がかけて、それが紙の上にきろくできたドアの形になるよ。この紙のきろくを「図面(ずめん)」というよ。
建物を建てるときは、実際の大きさは大きすぎて、デザインする人が工事する人にどんな大きさでどんな形でと紙で伝えられないから、今つくった図面みたいに実際よりも小さな大きさにかきかえて伝えるんだ。
こういう図面は、実はみじかにあるものだよ。(それについては明日学ぼう!)
年齢別つくり方と目標
〜6歳 保護者の方が横でつくって見せてあげましょう。
7〜9歳 保護者の方がガイドしながら子ども主体で進めましょう。
10歳〜 子どもだけでやってみましょう。
このプロジェクトでできること
・自分の体の大きさと実際のものの大きさの関係を理解する
・調べた三次元の情報を整理し分析する力を養う
もっとやってみよう
・ドアの他にもいろいろとはかってきろくしてみよう!
・きろくできたものがたまったらファイルをつくってみよう
明日は・・・
明日は「図面」について学ぼう!
保護者の方へ
少し記録に残す=図面を描くというところが難しかったかもしれません。ご覧の通り、体の形をかたどっただけのものなので、細かくは計測できません。でも自分の体で大雑把にでもものの大きさを把握したり比較することが重要です。《じぶんじょうぎ》は日本の小学1年生(7歳)の平均的な身体の寸法を元につくりましたが、その年齢以上でも以下のお子さんでも使えます。記録される図面が体が小さい子は大きく、体が大きい子は小さく出来上がります。正確な図面を描くことが目的ではないので、お子さんによって図面の大きさが変わることに問題はありません。
※内容や資料の無断引用や転載はお断りしております。
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