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【ディスプレイ広告】大手新聞社のニュースサイトに広告配信を検討すべき3つの理由【配信先チェックリストβ】

こんにちは、ギャプライズの樋爪です。

突然ですが、最近気になっていることがあります。信頼性の低いプレースメントに広告が表示されないようにするにはどうしたらよいか?ということです。

今回は「掲載先の広告枠の中でもブランドセーフティの視点から安全性が高いプレースメントはどこか?」を考える過程で私がメモ程度に作成した大手新聞社・出版社を中心にした広告配信先チェックリストβを外部向けに公開したいと思います。

(新聞社や出版社の編集した記事の中身自体が公正、中立、正確であるか?といった点までは考慮できておりません。この点はご了承ください。)

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■1-1.広告配信可能な大手新聞社のニュースサイト

ディスプレイ広告(GDN/YDA)経由で広告配信可能なニュースサイトを一覧にしてみました。文春オンライン、現代ビジネス、朝日新聞デジタル、どれも大手新聞社や出版社が運営する国内有数の月間ページビュー数(PV数)、月間アクティブユーザー数(MAU)を誇るウェブサイトです。

MAU3,000万人を超えるとざっくり日本の3人に1人が閲覧していてもおかしくない影響力が強いニュースサイトと言えるのではないでしょうか。今回の主旨と異なりますが、新聞社、出版社以外にも、メディアガイドを作成されていて影響力が大きいニュースサイトも一部含めています。

■大手新聞社・出版社を中心にとした広告配信先チェックリスト
※2021年5月1日時点

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※実態と乖離がないように最新のメディアガイド等の記載をベースに注意して作成していますが、なにか気になる点がありましたら、個人宛に(@yasuyuki_ad)にご指摘を頂ければ嬉しく思います。

■1-2.広告枠を開放していない新聞社のニュースサイト

すべての新聞社が広告枠として開放しているかというと、そうではありません。例外として日本経済新聞は純広告のみです。※ディスプレイ広告経由での配信不可

引用:純広告とは?種類や運用型広告との違い・メリットなどを解説

純広告とは?
純広告とは、特定のメディアに掲載する広告のことです。特定のメディアにあらかじめ広告を掲載する期間や枠などを予約するため、「予約型広告」とも呼ばれています。契約した期間中であれば、同じメディア、同じサイト、同じ位置に安定して表示され続けるという点が大きな特徴です。

なぜ日本経済新聞社は、純広告のみなのでしょうか?

勝手ながら私の仮説を述べると「日本経済新聞社はそのブランド力の高さ、読者層のステータスの高さから、非常に人気なので広告在庫を純広告のみで売り切る高い販売力がある」と予想しています。日本経済新聞の読者層は以下のような特徴があります。

【日本経済新聞の5つの特徴】
・金融資産1500万円以上が4割強
・課長・係長クラス以上の役職者が4割強
・76万人を超える有料会員を有している
・経済や産業に関する記事が中心の大手経済紙
・グローバル平均を上回るビューアビリティー
引用:日本経済新聞 NIKKEI Marketing Portal メディアデータPDFより 

日本経済新聞メディア評価

本記事の主旨とは外れてしまいますが、純広告であっても一度は検討したい国内有数のメディアであると思います。純広告を検討の方向けに広告メニューのリンクを貼っておきます。
日本経済新聞社:広告メニュー・サービス(料金表)


■2.大手新聞社のニュースサイトに広告配信を検討すべき3つの理由

理由その① 情報(メディアデータ)が開示されている
理由その② ブランドセーフティの観点から最低限の水準を担保できる
理由その③ 大手新聞社のニュースサイトは広告在庫が豊富である

■2-1.情報(メディアデータ)が開示されている

大手新聞社は独自アンケートなどによって読者層に関する様々な調査を行っています。これらの情報はメディアデータ、や媒体資料と呼びます。

大手新聞社の運営するニュースサイトのほとんどは、メディアデータが公開されているため、読者層のオーディエンスデータ(年齢、性別、収入、資産状況)を把握する事が可能です。

ニュースサイトによって【男性 or 女性】の比率が高い、【若年層 or 高年層】の比率が高い、【富裕層】の比率が高い、【上位役職者】の比率が高い、など読者層の傾向は異なります。

富裕層向け商材であれば「プレジデントオンラインやウォール・ストリート・ジャーナルの読者層と相性が良いのではないか?」

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といったようにどのサイトと親和性がありそうか?メディアデータを参考に検討しやすくなります。

ディスプレイ広告であれば、特定の年齢層を除外するといったことも可能ですが、前提の知識としてニュースサイトの読者層も合わせて加味しておくと、より適切な意思決定を行えるでしょう。

大手新聞社や出版社のメディアデータ(媒体資料)を探したい時は、「○○ メディアデータ」「○○ 媒体資料」と検索すると簡単にヒットするので、ぜひ試して頂ければと思います。

引用:日本経済新聞 NIKKEI Marketing Portal 

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引用:東洋経済オンライン ユーザープロフィール

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■2-2.ブランドセーフティの観点から最低限の水準を担保できる

「ディスプレイ広告ってあちこちに広告が掲載されるんでしょ?信頼性の低いメディアにうちの広告が表示されたら困るんだよね。ブランドセーフティを確保できないならディスプレイ広告はうちはやりません!」なんて広告主様もいるのではないでしょうか。

親しみ深い大手新聞社、出版社が運営するニュースサイトであれば、そんな懸念はもしかしたら払拭されるのかもしれません。実際のところ、ニュースサイトへのプレースメント指定配信を行うことによって、「紛争、暴力、アダルト」カテゴリのウェブサイトやコンテンツに広告配信されるリスクはかなり軽減させることが可能です。広告が適切なWebサイトで表示されることをある程度担保できると言っても差し支えないと思います。

引用:DAC Solution Service ブランドセーフティとは

ブランドセーフティとは、広告が適切なWebサイトで表示されていること。インターネット広告の掲載先に紛れ込む違法・不当なサイト、ブランド価値を毀損する不適切なページやコンテンツに配信されるリスクから広告主のブランドを守り、安全性を確保する取り組み。

■2-3.大手新聞社のニュースサイトは広告在庫が豊富である

大手新聞社や出版社のニュースサイトは、コンテンツが豊富なので、ページビュー数(PV数)、月間アクティブユーザー数(MAU)が多い傾向にあります。

PV数が多いということは、殆どの場合において広告在庫の多さのバロメーターの一つとして参考にすることができます。

そのため、プレースメントによるURL指定配信を行った際の配信ボリュームが担保されやすく、成功パターンを見つけた時のビジネスインパクトは大きいでしょう。YouTubeやYahoo!ニュースに匹敵するほどではありませんが、広告リーチの拡大を図る際には検討すべきといえるのかもしれません。


■3.GDNとYDAのプレースメント指定方法

URL指定(手動プレースメント指定)で配信先として指定することが可能です。Google 広告のGDN、Yahoo!広告のYDAの2つの広告媒体で指定する際の設定画面のスクリーンショットを貼っておきます。

■3-1.【Google 広告の場合】GDNの手動プレースメント設定画面

プレースメント > プレースメントを追加 > URLを入力する※
※毎日新聞の場合は「mainichi.jp」

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■3-2.【Yahoo!広告の場合】YDAの手動プレースメント設定画面

共有ライブラリ > プレイスメントリストを作成 > URLを検索して選択する※
※毎日新聞の場合は「mainichi.jp」

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■4.結果を振り返ることが大切です

実際に設定したあとは、実際にタイミングを見て評価することが大切です。広告配信先として指定したニュースサイトから

・クリックが発生していますか?
・目的の成果を得られていますか?
・実際のところプレースメントとして適切ですか?

といったことを管理画面上でレポートをダウンロードして確認してみましょう。また、実際に広告表示を目視で確認することも大切です。ユーザー目線に立つことで新しい気付きが得られるかもしれません。

■5.おわりに

広告主様と一緒に、ディスプレイ広告の配信先を検討する際には、具体的に何処に配信すべきか?どのような特性があるのか?など考えてみると面白いかもしれません。

是非ディスプレイ広告を配信されたことがない広告主様と一緒に、本記事のチェックリストにボールペンでチェックを入れてみては如何でしょうか?

樋爪(@yasuyuki_ad)のTwitterでも日々業務を行う中で得た気付きをツイートしています。

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