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ひつじが週報

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【ひつじが月報】2020年6月

【ひつじが月報】2020年6月

ひつじが再開からあっという間に1ヶ月近くが経った。この6月をざっくり振り返ると土曜日以外はどの曜日も凪で、吹いてもそよ風。坊主(お客さんが終日一人も来ない)で終わる日もひつじがではじめて経験した。

再開したので週報も書こうと思ったけれど如何せん凪いでいるので内容も乏しく、しばらくは月の出来事をまとめて振り返る月報にシフトしようと思った次第。日報を始めた頃にいずれこれは週報になり月報になると予測し

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【ひつじが週報】200529-200604

【ひつじが週報】200529-200604

●200529

2ヶ月の沈黙を経て営業を再開。なので日報も再開。

おやすみ期間中は必然日報も書けずにいて、ひっさびさの更新で言葉がなかなか出てこない。2ヶ月のブランクでこれなんだから三井寿が失った2年間の途方もなさが伺い知れる。ポカリスエットを片手に「俺はなぜあんな無駄な時間を……」と当時を振り返ることのないよう感覚を取り戻していきたい。

再開に際してさまざまな方から「おめでとう」と言ってい

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【ひつじが週報】200321-200327

【ひつじが週報】200321-200327

●200321

前日ひつじが一期生(卒業生)との卒業旅行をし、その時に貰ったひつじがパーカーを着て営業。嬉しさのあまり来店された方にこれ見よがしに自慢した。

その子らを含めこの一年でお店に関わってくれた卒業生達からサインを書いてもらって、その色紙をお店の壁に飾った。自分が大学生の頃に通っていたお店で同じように卒業する時にサインを書いて、それが今だに飾ってあるのが嬉しくて、お店をやると決めた時に

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【ひつじが週報】200314-200320

【ひつじが週報】200314-200320

●200314

たとえそれが何度めの来店であっても、そもそもお店に来てくれるだけで飛び上がるほどに嬉しい気持ちはあるものの、中でも二度めの来店は飛び抜けて嬉しかったりする。(もちろん三度めも四度めも嬉しい)

一回めはまだお店の中を《知らない》ので、その中で何が起こるかもわからない中でお店の扉を開けなければならない。めちゃくちゃ面白くなるかもしれないし、もしかしたら嫌な気分(事故)になるかもしれ

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【ひつじが週報】200307-200313

●200307

2日の日報でも書いた『ひつじがの自由研究』で、現在「ミッションボトル制度」を実験的に導入している。これは東京湯島にある夜学バー"brat"さんがやっていて、(許可取得の上で)模倣させていただいた。

ミッションボトルとは、お客さんが開発・運営するメニュー。何かしらのボトルをお店に入れていただき(今の所はお店から買うか、直接持参か)、その時にミッションも決めてもらう。注文する側はそ

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【ひつじが週報】200229-200306

【ひつじが週報】200229-200306

●200229

閏年。四年に一度おまけみたいに貰える特別な日だからか、普段より少しばかり店内が賑やかに。もう毎年閏年であってほしい。展示期間中につき、在廊中の作家勢も含めて店内における作家比率も普段より少しばかり高かった。だからといって創作云々の話になるわけでもなく、いつもと変わらない当たり障りのない話で花が咲いていた。作家さん同士はすでに顔見知りであることも多く、店内で顔をあわせると一箇所に固

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【ひつじが週報】200222-200228

【ひつじが週報】200222-200228

●200222

猫の日。当方猫アレルギーにつき、店頭では猫本を紹介するに留まる。先月末にゲスト枠で出させていただいたajiroさんのイベント(お勧め本を紹介する催し)を聞きに来られてた方がご来店。その時に紹介した本を購入してくれたらしく、感想をお聞きする。うれしい。また、その時にも紹介してひつじがでも委託販売をしている書籍『小学校には、バーくらいある』も購入いただいた。うれしい。

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【ひつじが週報】200215-200221

【ひつじが週報】200215-200221

●200215

珍しく盛況。団体さんの来店が重なって、テーブル席側も含め店内が満席に。カウンター席の方々に移動してもらったりしてなんとかしのぎながら、それでも数名の来店を泣く泣くお断りした。自慢ではないがひつじがは基本満席になるような店ではなく、混み合うのは本当に稀。この日も満席になったのは1時間弱でさほど長くはないものの、皆で示し合わせたかのようにそこに来店が重なった。

瞬間最大風速的に混み

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【ひつじが週報】200208-200214

【ひつじが週報】200208-200214

●200208

凪営業。本を読みつつ、合間にご来店された方達と世間話をする。時節柄異動や転勤などで環境が変わる人も少なくはなく、この日もご近所さんと引越し先の間取りについて話していた。どこまでを「ご近所さん」と呼ぶのかはわからないけど、仮に「行こうと思ったときに行ける距離」にいる人をそう呼ぶのであれば、今よりも離れた場所に行ってしまうのは若干寂しくもある。とはいえ自分だってそうで、これまで過ごし

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【ひつじが週報】200201-200207

【ひつじが週報】200201-200207

●200201

開店前に空調工事の業者を手配し、暖房が復旧。なんとか無事に二月の初日、そして企画展『ひつじが展』の初日を迎える(翌日無事に再度暖房は壊れる)。搬入もあったので開店直後は作家さんが多く来店され、それぞれがご挨拶や、名刺の交換をされていた。今回の展示で初めてお会いする方もいたので、参加のお礼とご挨拶をする。同じ名字の作家さんがいらっしゃって、お互いに「下田です」と自己紹介するのがなん

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【ひつじが週報】200125-200131

【ひつじが週報】200125-200131

●200125

某読書会で知り合ったという同級生会の方々が来店。催しがきっかけになって度々遊ぶ仲間ができるの素敵。店内にある書籍群から真っ先にチェアリングの本に興味を持たれていたので、これはと思い同好会に誘ってみた。参加するにあたっての初期投資が「椅子」だけなので、誘いやすくて良い。昨年末からちょこちょこと声をかけ始めて、ついにひつじが経由での椅子購入者が二桁の大台に乗った。ブックバーで一体何を

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【ひつじが週報】200118-200124

【ひつじが週報】200118-200124

●200118

庚申の日で営業時間を朝まで延長。奇しくもチェアリング同好会の活動日と重なって、しかも雨が降ったことで店内での開催となり昼間から在店していた。実質18時間も店にいたことになるが、庚申の日にチェアリング活動を入れたのはほかでもない自分なので文句は言えない。誰にも言えない。

いくら定期的とは言え60日に一度しか庚申はやってこないので、そもそもひつじがが夜中に営業していること自体そんな

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【ひつじが週報】200111-200117

【ひつじが週報】200111-200117

●200111

お店をやっていると日々様々な偶然が起こる。わかりやすいところで言うと、別々で来店した人たちが実は知り合い、とか。同時に沢山の来店があるわけでもない小さなお店でそれが起こること自体珍しいはずなのに、想像以上に発生していて福岡の街の狭さを度々実感する。

東京にある遊泳舎のMさんが遊びに来てくれた。

遊泳舎さんのことは一昨年ひつじがのオープン準備をしている時に知り、立ち上げの時期が

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【ひつじが週報】200104-200110

【ひつじが週報】200104-200110

●200104

今年初営業日は本の話や地元長崎の話(長崎出身者率が高かった)で盛り上がる。話題に上がる著者や作品はその時々で異なるが、わりかし名前が上がるのが伊藤計劃さんで、この日も店内で『虐殺器官』や『ハーモニー』を読んでいる人がいたり、お勧め作家の話でも当然のように名前が出てきた。ひつじがで普段書籍の販売はしていないが、本棚に並んでいるのを見て知った『ハーモニー』を書店で買ったという報告も度

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