マイペース、ユアペース

私には私のペースがあって、あなたにはあなたのペースがある。私の当たり前はあなたの当たり前じゃなくて、あなたの当たり前も私の当たり前ではない。

この前提がいつもあると、人と付き合うのがすごく楽。私があなたのペースに合わせようとするから辛くなって、あなたの当たり前に私が馴染もうとするから辛くなる。歩くスピードがみんな違うように、考えるスピードもみんな違えば、話すスピードもみんな違う。人生で大切にしたいものも違う。同じものに求めるレベルも違うし、同じ作業にかかる時間ももちろん違う。必要な睡眠時間も違えば、好きな食べ物も違う。基本、みんな「違う」。でも、夫婦になれば、友達になれば、家族になれば・・・なぜか人は「同じ」ものを求める。「似てる」ところをお互い見つけて共感し合うのは、それはとてもとても素敵なことで、すごく嬉しいこと。でもそれも、「違う」という前提があるから「似てる」ことが嬉しくて奇跡なだけ。似てること、同じことを前提に考えてしまうと全てが崩れてしまう。

違うことを前提にコミュニケーションが取れると、相手を否定せず、そして自分自身も否定せずに、とても良い気持ちで、なんとも建設的な話ができる。

色んな人の「違う」ところを探すのも、悪くない。