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うん、もっと強く

人にものを教える「先生」という一面。

何故か最近「お猿先生」なんて呼ばれることもあって、「僕の考え方は人に教えられるものなのかも」ということを思っている。

ただ、僕は人にものを教えるのが苦手である。

「僕ができるんだからあなたもできるでしょ」みたいな考えがあって、教えたことができない人を見るとイライラするのだ。

しかしこの考えは、僕が自分を人間の最底辺に置いて物事を考えているから起きること。

「バカな僕でもこれができてるんだから、あなたみたいな能力値高い人なら当然できるよね」という思いがあって、その思い通りにならないからイライラする。

だけど最近は自己肯定感が上がったのか、「僕にしかできないこともある」ということを知ることができたと同時に「あなたにしかできないこと」というのもあるよというのがわかってきた。

そうなるとそれを人に教えることが大事になる。

ただ教えることが苦手なので、教え方を知らない。

「なら人から学べばいいじゃん!」ということで教え方上手いよなって人の特徴をアウトプットしていく。

1.否定しない

正直これができれば人は勝手に成長していくと思う。

相手が子供なら少しの路線強制は必要だけど、僕が想定しているのは最低でも高校生くらいの年齢。

そのくらいの年齢ならその人自身で勝手に成長していける。

その弾みを付けるためにも否定しないこと。

その人のやること成すことをいちいち否定していると、その人の色を出すのが難しくなる。

独自の色が無ければ教え子はみな、僕の二番煎じになってしまう。

申し訳無いが、僕のスタイルでの最強は僕なのだ。

だからやり方というよりは考え方だけ教えて、放流する。

「僕がいなくなっても困らないようにしてあげる」というのを僕の先生が言っていた。

自分で考えられる脳を作る。

そのためにはとりあえずやらせて経験を積ませること。

そこに否定はいらない。

2.気づかせる

人は皆まで教えられるより自分で気がついた方が身につく。

そして人は同じことを6回聞かないと覚えないと言われている。

だから同じことをいろんな角度から表現してあげることが大切になる。

例を出してあげたり、自分の経験を話してみたり、キーワードを出してあげることで繋がりが見えてくるようになり、ある時「ハッ!」と気づく瞬間がある。

否定をせず自分で考える能力がある教え子を信じてあげるのだ。

3.指摘がわかりやすい

教える時の内容の話だね。

例えば教える時に、

「三玖が風太郎にパンの作り方を教えてるところみたいな感じ」

と言ってもわからないでしょ。

なぜなら大半の人が『五等分の花嫁』を読んでいないから。

『五等分の花嫁』11巻 第95話

映画でもダメ。原作にしかない描写だからマンガを読んでいないと伝わらない。

逆に『五等分の花嫁』という共通認識があるなら積極的に使うべき。

要は相手と世界観の共有ができていないと人にものを教えられないよという話。

中学で授業ができるのは「小学校で学んできた」という共通認識がある証拠が卒業証書に示されているから。

この例えは日本に義務教育の制度があるから使えること。

日本人が日本語で書いている文章だから、読者の大半は日本人で日本に住んでいるだろうし、外国人だとしてもある程度日本の制度を知っているという共通認識があるから。

相手との共通認識を作ることで指摘がわかりやすくなる。

人にものを教えるにはそれなりに常識が必要

人を否定しない、気づかせる、わかりやすい。

教える上で割と常識的なこと。

だけどできてない人が多いのだ。

「いや違う。ここはこうだからこうゆう答えになる。何故かって?そうゆうものだからだよ」

言われたことありそうな言葉だし、下の兄弟や子供がいる人は言ってしまったことありそうな言葉じゃないかな。

否定だし、答え教えてるだけだし、指摘がわかりづらい。

今まではそれでよかった。

学歴がものを言う社会だから、勉強ができればいい学校が出られる。

だけど頭が良くても自分の頭で考えられない人が増えた。

それはもうAIやら機械で代用可能。

人間に残された道は「ものの考え方」だけなのかもしれない。

思考できる人間は思考できる人じゃないと育てられない。

これも世の常。

ということで終わり!読んでくれてありがとう。いいねやコメントよろしくね。

じゃあ、また。


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