レッスンで推薦する音楽書
「レッスンで扱う名盤 1」、「レッスンで扱う名盤 2」の記事に続けてアップしようと思っていたら、遅くなってしまいました。
生徒さん向けに、普段のレッスンの中でよく紹介する本を、下記に列挙します。
※この記事は有料300円に設定していますが、全文読んで頂けるように設定しています。もし情報価値があると判断頂ければ、ご購入頂ければ幸いです。
1.ジャズ理論
「ザ・ジャズ・セオリー」 マーク・レヴィン(著)
ジャズの理論書を一冊持っておきたいのなら、「ジャズ・セオリー」をお薦めします。持ち歩ける本ではないので、一度に読まなくても、辞典のように参照してもらうといいです。
「ザ・ジャズピアノ・ブック」 マーク・レヴィン(著)
ピアニストとしてより実践的な内容になっています。「ジャズ・セオリー」と迷っている方には「ジャズ・セオリー」をお薦めしています。
ジャズを学習するアティテュードについての定番の2冊、「ハウ・トゥ・インプロヴァイズ」、「ハウ・トゥ・コンプ」は、ピアニストに限らず世界のジャズ学習者の定番になっています。少々値段は張りますが、余裕があったらこれはぜひ買って読んでください。
「アドリブの画期的な練習法 改訂版 ハウ・トゥ・インプロヴァイズ【2CD付】 (advance music) 」 ハル・クルック(著)
「ハウ・トゥ・コンプ (CD付)」 ハル・クルック(著)
ジャズ理論の前段階として、基礎的な楽典を学びたい方に。
「楽典―理論と実習」
基礎楽典の定番本。
個人的には、大阪音楽大学編の下記の本の方が見やすいと思っています。
「明解 新楽典―音楽を志す人々のために (音楽講座シリーズ 1)」
「エッセンシャル・ディクショナリー 楽典・楽譜の書き方」トム・ゲルー (著), リンダ・ラスク (著), 西尾 洋 (監修), 元井 夏彦 (翻訳)
記譜のハンドブックとしてお勧めしています。辞書形式です。
2.ジャズ史
「あなたの聴き方を変えるジャズ史 (村井康司著)」
今後、定番になる本だと思います。教科書のように纏まっていますので、一冊持っておいて下さい。
3.ピアノ奏法
下記の本は、よくレッスン内で紹介する本の一部です。
個人によって合う合わないがありますから、全ての人に一様にお勧めはしていませんが、下記に並べた本は私にとっては非常に学びのある本で定番の本ですので、ご参考までに。
「シャンドール ピアノ教本―身体・音・表現 」ジョルジ・シャンドール(著)
「ピアノ奏法―音楽を表現する喜び」 井上 直幸(著)
おそらく絶版ですが、ベストセラーになった本なのでレッスン内でよく紹介しています。
「若いピアニストへの手紙―技術をみがき作品を深く理解するために」 ジャン・ファシナ(著)
「エフォートレス・マスタリー ~あなたの内なる音楽を解放する~」 ケニー・ワーナー(著)
とても素晴らしい本です。緊張する、思ったパフォーマンスができないと思っている人に。
「コルトーのピアノメトード」 (アルフレッド・コルトー著)
全部できるわけがないようなエチュードですが、ピアノ演奏にどのような動きができることが必要かが明快で、読むだけでも興味深いのでよく話に出しています。
「音楽家のための アレクサンダー・テクニーク入門」 ペドロ・デ・アルカンタラ(著)
「ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと」 トーマス マーク著)
4.その他、音楽への理解を深める読み物
「すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話」 フィリップ・ストレンジ、岡田暁生(著)
ジャズの聴き方が非常によくわかる名著です。
「1冊でわかる ピアノのすべて 調律師が教える歴史と音とメカニズム」青山一郎 (著)
著者である青山先生の授業を受けており、その時の教科書を読み物としてアップデートした内容。歴史、音律、機構まで、簡潔に一冊にまとまっていて読みやすいです。
「ピアノの近代史-技術革新、世界市場、日本の発展」井上 さつき (著)
日本でのピアノ普及と開発の歴史も詳細です。
「音律と音階の科学 新装版 ドレミ…はどのように生まれたか」 小方厚 (著)
音律についてはこちら。昔からの超定番の本です。
「1冊でわかるポケット教養シリーズ 吉松 隆の 調性で読み解くクラシック」吉松 隆 (著)
調性や音階についての入門はこちら。
「名盤レコーディングから読み解くロックのウラ教科書」 中村 公輔 (著)
録音技術の発展とポピュラー音楽の関係について。
「感動をつくれますか?」久石 譲 (著)
ミニマルミュージック出身で商業的に成功した作曲家の考える、音楽の発信について。芸術とエンタメのバランスのとれた思考に、音楽とともに生きる生き方を考えさせられます。
「親のための新しい音楽の教科書」若尾 裕 (著)
音楽するにあたって、前提を見直す素晴らしい本です。
「サステナブル・ミュージック これからの持続可能な音楽のあり方」若尾 裕 (著)
上記と同じ。このような視点を持つことも非常に大切だと感じています。
(2021年11月時点の内容です)
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