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【活動報告】会話のできる本屋さんの書店員をやってみた

「会話のできる本屋」と聞くと、違和感を持つ方が多くいらっしゃると思います。

先日オンライン学習サービス「schoo」の企画で、「会話のできる本屋」をつくるプロジェクトに参加してきました。

書店員として店頭に2日間立ちました。

今回は店頭で立った2日間の思い出、本との出会い、人との出会いについて振り返ろうと思います。



参加したきっかけ

参加した動機は下記のnoteにまとめています。ここでは割愛します。

イベント自体はschooさんのnoteで公開されているので、そちらもチェックしてみてください。


参加後の振り返り

結論としては
・予想していたよりも立ち寄ってくれるお客さんが多かった
・お店の前で「会話の多い本屋」というコンセプトが書かれた紙を読んで、立ち寄ってくれる人が何人かいた

特に印象的だった出会い1

私は書店員として2冊選書したのですが、そのうち1冊がこちらの「コンセプトのつくりかた」という本。

今日立ち寄ってくれたお客さんが手に取って読んでくれて、「ハウツー本ではなく、その道のプロだからこその経験を知りたい」という話で盛り上がりました。
そのお客さん、2人で話をしたあと買ってくれました。


特に印象的だった出会い2

「似たような企画をやってる本屋があったよ」と教えてくれたお客さん。
どうやら、神保町で原稿用紙に書かれたオススメコメントをブックカバーのようにして紹介する、というものらしいが、Googleで検索しても出て来ず…。

どなたかご存知の方いれば教えてください。


特に印象的だった出会い3

韓国の女性1人と英語と日本語を交えながら話をしました。

その方に「日本で一番有名な小説家は誰ですか?」と聞かれましたが、小説を普段読まない私は言葉に詰まってしまって…。彼女は昔、東野圭吾を読んでいたそうで、「東野圭吾は今も日本で人気です」と答えました。


特に印象的だった出会い4

店頭に立った中で一番印象的だったのが「あるかしら書店」。小学生の女の子が「面白かったよー」とPOPを書きながら教えてくれて、私も暇な時間に読んでみたら本当に面白かった。


絵本と一般書のちょうど中間をいく本で、読むとグッと引き込まれます。




会話のできる本屋さんは成立するか

「文通BOOK」という企画もやっていて、同じSchoo生の方が何人かやっていたり、店頭に立っていたときに遭遇したお客さんが何人か贈っていました。

SNSとはまた違った形で"つながる"ことは、AIの時代になっても消えないでほしい文化の1つだと、思いました。



一方で、帯とPOPだけで"会話"が成立するか?を考えると、自分自身の中では成立するかもしれませんが、なかなか他人にシェアしたいとは思わないのかなー。と思いました。

そんな空気ではない、といいますか…。
きっと本屋では静かにする、という暗黙の了解が存在するような。

みなさんの場合は、自分が本を選んでいる最中に、話かけて欲しいでしょうか?「オススメの本がありますよ」とアパレル店員さんのように話かけて欲しいでしょうか?

書店員メンバーの中に、読書会を企画していた方がいました。読書会のような、学びをシェアする目的で集まることができれば、本屋で"会話"が成立するのかも…?とも思ったり。


合わせて考えたい

「日本を旅する文具店」が九州を縦断して、「山下の山」を探してきた話|山下義弘/ドケットストアの人 



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