UXを考える~APAホテルのプール事業の戦略とリテールメディア広告~
Podcast「日経クロストレンド」で紹介されていた、APAホテルのホテル広告について、私なりに深掘りしていきたいと思います。
↓Podcast「週刊 日経トレンディ&クロストレンド」はこちら。
APAホテルのプール事業が黒字化
それはなぜか。
そこで、APAホテルが考えたのが「ネーミングライツ事業」。いわゆる、施設の命名権を与える代わりに、費用を支払ってもらうというもの。
まずは、大塚製薬のポカリスエットに声をかけてみたところ、承諾をもらい、実現に至ったそうです。
リテールメディア広告の応用系?
この戦略を見て、私は今EC界隈で注目されている「リテール広告」を思い出しました。
リテールメディア広告とは
と定義されています。
成功事例として、よくWalmartとAmazonの事例が挙げられます。
Walmartでは、「Walmart Connect」と呼ばれる広告事業を立ち上げ、Walmartのサイトを広告の出稿先としています。
スポンサー商品の検索結果表示だけでなく、顧客の店舗やECサイト上での購買行動をデータと結び付け、それを別なデータと照合することで広告主に広告のターゲティングに役立つインサイトを与えることを目指しています。
日本でいえば、イオンやファミリーマートもリテールメディアの事例として挙げている記事もあります。
ここでは、イオンのインタビュー記事をご紹介します。
リテールメディア広告の成功事例の共通点
Walmartであれイオンであれ、自社のアプリの通知を工夫しお客様との接点に注目、お客様のニーズに沿った情報を適切なタイミング(ノイズにならないタイミングで)発信しています。
さて、APAホテルの話に戻りますが、APAホテルはAPAのお客様情報をうまく活用するため、それを外部企業とのコラボの際のAPAホテルの基準に基づき選定しているのです。
APAホテルの方もおっしゃるように、ただ有名企業だから、有名なブランドだから、だけでは必ずしも消費者は商品やサービスを購入してくれないのです。
自社とのコラボにどのような意味があり、どのような目的でコラボ企画を実現させるのか、よく考えることが成功への鍵となるように感じました。
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