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「デザイナー」の役割をチームに理解してもらうには

こんにちは。

社会人3年目。普段はLPを制作している若手Webデザイナーです。
チーム内でデザイン周りの担当者として働いています。

デザイン部署と連携しながら進める私の役目からして、「こう連携したらもっと効率的ではないか」と上司に提案をしました。しかし理解してもらえませんでした。とても悔しい思いをしました。
それを踏まえ、今一度自分のキャリアをどうしていこうか、どうしたら上司に理解してもらえるかを考えることにしました。


デザイナーのスキルを見える化する

「デザイナー」と聞かれると、デザイン経験のない方々からするとかなりプロフェッショナルな人たちというイメージがなされます。こちらから、身近な具体例を出して、「こういうことをやっている人たち」と説明をしても、あまりぴんと来ている人がいないようです。

特にWebデザイナーとして説明すると、Webの知識も絡んでくるのでWeb関連が苦手な人はそれだけで遠ざけてしまうのかもしれません。

現場で感じた、私の周囲の人と私との認識の差…。
どう埋めていこうか考えていた最中、「デザイナーJD」という記事を見つけたのです。


1. 職種ごとの役割の明確化
デザイナーにも様々な種類があります。
それらをまず細分化します。その上でチームに影響を与える範囲を定義します。

2. 必要スキルを定義
役割をこなすためのスキルを詳細に定義します。求められるスキルは、1で定義したチームに与える影響度合いによって異なります。

詳細な図解は、上記記事リンクからご覧ください。

ここで大事なことは「デザイナー」の定義をチームで共有すること=目線を合わせることです。目線を合わせない限り、皆個人のものさし(価値観)で図ってしまうので、評価がしづらいですし仕事内容についても理解の得られないものとなります。


個人の目標をチームで共有する

デザイナーとしてのスキルを明確にしたとき、チームに共有をします。

ただ所属する部署によって、業務の立ち位置が異なります。具体的には下記2つに分けられます。

1. 日々の定型業務
※ただし、1→10にするのと10→100ではレベルが異なる
2. 新規プロジェクトなど、0から生み出す業務

私の場合は2.に属します。
1の場合はすでに決まっており先輩というロールモデルがいるので、個人目標はある程度見えている場合が多いです。一方、2の場合は先輩たちも未踏の領域でロールモデルが見えない部分が多いです。その場合、社内ではなく社外の知識を吸収して、「自分がどうしていきたいか」の思いと自分の能力を踏まえ上司に提案する必要があります。

先ほど「デザイナー」のスキルを明確化した時、それぞれの時期でどうチームに貢献できるかを考えてみましょう。

・0→1:0から生み出す
・1→10:少し習慣化した業務もある一方でまだ未開拓な業務を軌道に乗せていく
・10→100:軌道に乗った業務をより良い業務にしていく。定型化していく


▼チームを統括するマネジメントクラスの方目線では、下記記事が参考になるかと思います



”意思決定プロセス”の存在をチームで明確にする

「自分でデザイナーのスキルを深める」視点と、
「チームの業務の程度」の視点
の2つで考察しながら、どこか足りない部分を感じました。

意思決定プロセスを定義して「設計」する

という視点でした。

つまり、チームのどの段階で意思決定がなされるのかを明確にするということです。意思決定段階を明確にすることで、デザイナーとしての役割がチームのどの段階に位置するのかも明確になります。

現場の意思決定プロセスを把握しようとしても、現場における意思決定は明確なプロセスとして意識されていない場合が多いと著者の河本さんは書かれています。

現場にいる私も同感で、上層部で意思決定されているんだろうことは分かりますがその分岐点はどこにあるのか?疑問に思うことが多々あります。なんとなく「直属の上司」が分岐点だと予想されますが、チームのメンバーが皆同じ認識なのでしょうか?


結局、チーム内で明確化されていないことは多い

自分の疑問を掘り起こしていくと、どれだけチーム内でのデザイナーの役割が明確化されていないかが分かります。しかもインハウスデザイナーの方は、ほかの部署の方々とのやりとりに一苦労すること多いと思います。

伝統的な企業になればなるほど、「暗黙の了解」で進めてきたかもしれません。しかしこのご時世のような緊急事態が長引く状況になった際、より早く方向転換することは可能なのでしょうか。

私はインハウスデザイナーでもあり、自分でもがきながらチームの足並みを揃える役割を担ってきました。しかしまだチーム内でそれが認識されていないことが最近分かってきました。なんでしょう、デザイナーって何でも屋?のようなイメージがあるのでしょうか。
私を具体的な事例として、皆様に考える機会になればと思います。

最後に挙げた「最強のデータ分析組織」は新しくチームを立ち上げる方々へそのプロセスの参考事例としておすすめします。

noteの松下さんも、より分かりやすくドキュメント化することに関して投稿されていました。合わせてご覧ください。


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ここまでご覧いただきありがとうございました。
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