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等身大の企業広報イベントレポ:オウンドメディアの役割

3/1(火)に開催されたnoteイベントに参加したレポートです。

カインズさんとKIRINさんが登壇し、オウンドメディアのコンセプトや配信設計、目標設定について2社の事例を共有してくださいました。

このnoteの要約

  • カインズさんは目標を決めて効果測定を行い、その目標に対し達成したか否かを測り現在の認知度につなげた

  • KIRINさんは自社のブランドの強みを活かしつつ、オウンドメディアで発信できる内容を常に確認して発信している

  • ストーリーマーケティングが流行っているが、2社の成功事例を単に真似するのではなく、自社で目標を設定しPDCAを回すことが大事だよね


参加前の質問

Twitterにてリアルタイムで参加していましたので、Twitterのメモを引用しながら。


参加したときの感想

カインズ:「となりのカインズさん」でキャッチーなメディアを運営

「となりのカインズさん」というネーミングがとてもキャッチー。
カインズといえば、私個人の印象としては郊外に店舗があるイメージなので、隣にある感覚がありませんでした。

しかし、「となりの」とつけることでコンビニのように隣にあるブランドとして印象づけられるのだな、と学びになりました。

創刊半年で月刊100万PV超はすごい実績ですね。


▼となりのカインズさんの裏話

文中に出てくる「カインズ研究所」は2020年初期あたりに確かにTwitterでよく見かけるようになりました。

「となりのカインズさん」の印象的なところ

  • 編集長という公式アカウントとは別の個人アカウントで裏側を知ることができること

  • 外出自粛でも発信できるコンテンツを検討し、(社内で却下をされながらも)PDCAを回したこと

効果測定については、イベントにて一部ご紹介してくださいました。

  • 閲覧数

  • 送客数

  • 売上数

「となりのカインズさん」を読んだ人がどれくらい来店したかの数を計測している(おそらく送客数)とのこと。
位置情報が鍵になっているとか…。

カインズの強み

他社に商品を卸しているKIRINと比較し、自社で店舗を持つカインズの強みは「記事を見て商品を買いに来ました!」という声が届きやすいことですね。
その強みを考えると、オウンドメディアを積極的に運用している意味が分かります。


KIRIN:オウンドメディアだからこその立ち位置を大事に

大手メディアでは伝えられない場所になっているか?を常に確認しているといいます。確かに、外部から取材して伝わることであれば、オウンドメディアをわざわざ運用する必要ないですよね。

KIRINさんの場合、KIRINのSEOが強いためnoteで積極的に発信するよりはKIRINのホームページへ流入させた方が強いとの判断。noteはSNSのためタイムラインで流れてしまい、投稿した時にしか読まれません。

一方、KIRINのサイトに同じ内容を投稿しておくことで、KIRINのサイトにアクセスした際に読まれやすくなります。


オウンドメディアでストーリーを語れば成功する?

KIRINさんが仰っていた、オウンドメディアの役割を「メディアでは伝えられない場所」に

一般的には「ストーリー」マーケティングとして語られるのでは、と私は考えます。しかし、単に商品の裏側を紹介することで大手メディアとの差別化を図っただけでは、昨今はうまくいかない気がしています。

なぜなら、大手メディアでも話題になった商品やサービスの裏側を紹介するようになったこと、そして「ストーリー」を語る場が飽和しているからです。

▼飲食店で伝えるべきは物語なのか?というタイトルで、物語を伝えることについて考察されているnoteです。

じゃあどうしたらいいのか?と考えたとき、コミュニケーションできる場がどこにあるのかPDCAを回して探しに行くのが最も効果的だと私は考えます。ただし、闇雲に色んなことに手を出すのではなく、目標を決めてその目標に対して達成したか否かを測定すること。


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