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【世界の朝ご飯プロジェクト第二弾】そばの意外な食べ方!スロベニアの朝ご飯を作ってみた

 モーリタニアの朝ご飯に続き、今回はヨーロッパ中南部に位置するスロベニアの朝ご飯を作ってみたいと思います!

モーリタニアの朝ご飯はこちら↓↓

 朝ご飯の前に、せっかくなので、スロベニアという国について調べてみました。

「ヨーロッパの緑の宝石」大自然に囲まれたスロベニアを知ろう!


 スロベニアは、ヨーロッパの中南部に位置する国で、イタリアやオーストリア、ハンガリーなどと国境を接しています。

 面積は四国とほぼ同じ22,730平方㌔㍍だそう。四国と同じといわれると、なんだか親しみがわきますね。ちなみに人口は、約210万人で四国より約160万人ほど少ないです。

国土の半分以上が森林!おとぎ話のような世界が広がる国


 スロベニアは、なんといっても自然が豊か!国土の6割以上が森林で、美しい自然が多く残っているため「ヨーロッパの緑の宝石」とも呼ばれているそう。中でも、総延長が20㌔以上もあるというポストイナ鍾乳洞(世界遺産)やエメラルドグリーンに輝くブレッド湖が有名です。グーグルマップを使って街を見てみると、大自然の中に石畳の階段や白い壁の建物があり、なんだかおとぎ話の世界のようです。行ってみたいなあ。。


google Map でお散歩

そばの消費量は日本の2倍!

 実はスロベニアは、そばの消費量が日本の約2倍。スロベニアでは、パンにしたり、団子のように丸めたり、ケーキやお菓子に入れて使うなど様々な方法で食べられているとのこと。

 スロベニアでのそばの歴史を調べてみると、最初の言及は1426年ごろ。小麦や大麦の収穫の間に作れる穀物であったことや、課税対象でなかたことなどから、貧しい農民の間で広く食べられていたそうです。
 貧しい人々の食べ物というイメージがあったそばですが、次第に広く国民の間に広がり、スロベニア人にとって欠かせない食材になっていたんですね。

一度は見てみたい、奇妙な祭り「クレントヴァニエ」

 2月には、冬の終わりを祝うクレントヴァニエと呼ばれるお祭りがあります。プトゥイと呼ばれるスロベニア最古の町に人々が集まり、様々な仮装をしてパレードをします。過去には、秋田のなまはげも参加したそうです。
 
 伝統的な仮装は、分厚い羊の毛を全身にまとい、腰に大きなベルを付けたものや、カラフルなポンポンを頭に乗っけたもの。写真を見ると、ジブリのキャラクタ-みたいです。顔は怖いけど、もふもふしててかわいらしさもある。それにしても、中の人はめちゃめちゃ暑そうです。。

他にも、元素記号や虫、キャラクターなどそれぞれ工夫を凝らした仮装が見られるようです。写真を見るだけでも面白いので、是非見てみてください!

 

スロベニア版そばがき「ジガンツィ」とザワークラウトのスープ「ヨータ」を作ってみよう!

 さて、今回作る朝ご飯は、スロベニア版のそばがき「ジガンツィ」と、ザワークラウトを入れたスープ「ヨータ」です。ジガンツィってなんだか強そうな名前ですよね。でも、驚くべきはその作り方。個人的にはかなりショッキングでした。

材料も作り方もめちゃめちゃシンプル!ジガンツィーの作り方

まずは、謎の食べ物、ジガンツィーから。レシピはこちらを参考にしました。

【材料】2人前
そば粉  200㌘
バター 大さじ1
塩   大さじ1
水   500㎖
ソーセージ 好きなだけ

そば粉さえあれば、後は家にあるもので作れてしまいます。すごくシンプルなのに味の想像が全くつかない...楽しみです!

お湯の上にそば粉を浮かべる

まずは、お湯を沸かしてその上にそば粉を浮かべていきます。

そば粉200㌘を計りました。1㌘はおまけ


慎重にそば粉を浮かべていきます

そば粉の表面を平らにする

次はそば粉の表面をスプーンの裏を使って平らにしていきます。これにどんな意味があるのかは分かりません笑

弱火で10分煮る

次はひたすら弱火でそば粉を煮ていきます。お湯が上に上がってきて、不思議な光景、、

表面に3箇所穴を開けて30分煮る

10分煮た後は、水が対流するための道を作るために、スプーンを使って表面に3箇所穴を開けます。これまた未経験の調理法。最初に10分穴を開けずに煮る必要はあったのか?など疑問は残りますが、未知の領域なので言われたとおりやっていきます

スプーンでぐりぐりほじって穴を開ける。砂場遊びを思い出します


30分経つとこんな感じ。大分粉っぽさがなくなりました

余計な水分を捨てて、木べらで練る

30分煮たら、ボールに煮汁を移し、残ったそば粉を木べらで混ぜていきます。混ぜるとまだ粉っぽい部分が残っていますが、煮汁を少し加えながら練ってぽろぽろの団子状になったら完成!
あとは、お好みでバターとソーセージをトッピングしました。
動画で見るよりもかなりねっとりした仕上がりになってしまいました。

30分もゆでたのに、中はまだ粉っぽいまま。これでいいのか不安になります

ヨータを作ろう!

ヨータは、ザワークラウトを使ったスロベニアのシチュー。さすがに、ジガンツィーだけだと物足りないと思い、スープも付け合わせに作ってみることにしました。
【材料】4人前
・タマネギ 1個
・ザワークラウト 300㌘
・ソーセージ(ベーコンや燻製の豚肉でも良い) 200㌘
・ジャガイモ 1個
・レッドキドニー 200㌘
・トマトペースト 大さじ1
・ローリエ 2枚
・ニンニク1かけ
・水 1リットル

購入した材料。トマトペーストが無くて、トマト缶とケチャップで代用しました

材料を角切りに

タマネギ、ジャガイモ、ソーセージをそれぞれ1口大の大きさに切っていきます

切られた材料達

炒める

まずは、ソーセージを炒めて焼き色を付け、タマネギとニンニクを加えます。タマネギが透き通るまで炒めます

おいしそうな匂いがしてきました

そのほかの具材をすべて入れて煮込む

タマネギが透き通ってきたら、トマトピューレ、水、ジャガイモ、ザワークラウト(1度水で洗っておく)、レッドビーンズ、ローリエ、塩、こしょうを入れて煮込んでいきます。全体に火が通れば完成!

ザワークラウトを入れる以外は普通のトマトスープとかなり似てます

完成!気になる味は、、、

手前のジガンツィーの見た目が強烈です笑

1時間ほどかけて料理がようやく完成しました!やっぱり作ったこと無いジャンルの料理は作るのに時間がかかりますね(汗)
ジガンツィーの見た目がかなり強烈です。

ジガンツィーの気になる味は、、、無味!上からかけたバターの味がほんのりしますが、圧倒的無味です。すこしだけそばの香りがするかなあ、、といった感じ。食感はモチモチしていて伸びないお餅のような感じです。カレーとか、シチューとか味のこいものと一緒に食べるといいかもしれません。

続いて、ヨータを一口。うーん、おいしい!さっぱりしたトマトスープです。ザワークラウトの酸っぱさとうま味も感じられます。なにより豆がすごくおいしいです。これは、簡単だしこれからもたまに作って食べたいですね。かなりさっぱりした味なので、もっと脂身の多いベーコンや豚バラを使って料理してもおいしいかもしれません。

ちなみに、ヨータにジガンツィーを浮かべて食べると洋風のすいとんみたいでおいしかったです!いつかスロベニアにいって本場のそば粉料理と、きれいな景色を堪能したいなあー。

参考資料



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