自分のことを考えていいんだよ、ということ ―自己中心的と自分軸の違い―
HITOGAKUです。
「自分のことを考えている人は、自己中心的なのでしょうか?」
という相談を最近受けました。
結論から言うと、そんなことないです。この言葉が自分軸の考え方を阻害しているな~と思ったので共有します。
自己中心的という言葉に関する誤解
”自己中心的”という言葉はどういう意味なのでしょう。ジコチュウな人、なんて使い方もされます。
実は多くの人が勘違いしていますが、自分のことを考えている人=自己中心的ではありません。
自己中心性は本来、「自分と他人が区別できない」という状態を指します。
つまり、「自分の価値観は他人の価値観である」と勘違いしているということです。
他人には他人の考えがあると理解できず、自分の価値観を押し付けるような人が自己中心的な人です。
「自分のことを考えすぎている、、、これってジコチュウかも?」というのは、少し違います。
自分がどうありたいかを考えて生きている人は、自己中心的ではなく”自分軸”で生きている人です。
他人軸より自分軸で生きた方が良い理由
では自分軸、他人軸とはなんでしょうか。
自分軸 ・・・ 自分がどうありたいか、どう思うかという自分の価値観を優先する考え方
他人軸 ・・・ 他人の目や評価を気にしたり、自分より他人の価値観を優先する考え方
家族、先生、友達、恋人など、他人の価値観で判断するのは他人軸です。
他人軸で生きた場合、他人が決めたことに従えば、失敗した時も責任を取らないための言い訳ができます。
しかし他人軸で生きると、他人の考え方が軸になるので、他人からの見返りや評価を求めてしまいます。
また、他人に合わせると、自分を抑えることになりストレスが溜まります。
他人はコントロールできないので、結局不安定な人生を送ることになります。
自分軸で生きる場合は、「自分は自分、他人は他人」という考え方になるので気持ちが安定します。
他人の目や評価を気にしなくなるので、前に進むスピードが速くなります。
自分の価値観を押し付けなくなるので、結果人間関係も上手くいきます。
自分のことを考えても良いんだよ、ということ
人は皆、自分の人生を生きています。自分の人生を良くできるのは、自分だけです。
だから、あなたは自分のことを考えても良いのです。
自分のことを考えることは、決して自己中心的な考え方ではありません。
また自分のことを考えることと、他人のことを考えないことは必ずしもイコールではないです。
自分のことを考えることが悪いことではないということが伝わって、少しでも自分の意思を大切にできる人が増えればいいなと思います。
一緒に自分を大切にして生きていきましょう。
読んでいただきありがとうございました!
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