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社会探究型課題研究バラモンプラン(3)アクセラレート編 #5
2018年(平成30年)は2年生が前年から引き続いて行っている課題研究の続きをしています。前年までの流れをそれまでの記事を見てください。
今年度はアクションを中心に行いました。1学期はアクションプランを立てて、実際アクションをして、校内発表会を行うというサイクルを繰り返しました。
アクションプランについて
生徒のアクションプランシートです。
(このシートは岩手県立大船渡高校からもらい少しアレンジしています)
実際アクションをすることで、これは難しいとか、ここが抽象的だったとか、やっていることが大きすぎるから分解するかとか、上手くいかないことが起こります。(これはほぼ全ての班起こりました。)そこで気が付くんです。今の問いのままではダメかも。と。そこまで来ると、生徒は自ら、練り直してより具体的で解像度が高く、分かりやすい問いに近づいていきます。ちなみに、アクションは地域の人にインタビューをしたり、研究したいことをやっている方のところにインターンに行ったり、実際自分たちで企画したイベントを開催したりと様々なことを行います。校内で実験を行う生徒もいます。このアクションを調べ学習で済まさないことが重要です。1次情報に触れることで生徒の感性にも働きかけます。高校生の頼みならと動いてくださる大人も多いのです。人を巻き込み引くに引けなくなったら生徒が変わります。責任って大事な要素だと思います。その後、中間発表を行います。中間発表は統一された形式で行いました。また、もともと大きなグループがあるので、そのグループの中で発表を行いました。
下の画像は統一様式と中間発表の様子です。
スケジュールについて
どのようなスケジュールでやっているかといいますと、
4月~6月 アクションプラン① 中間発表①
7月~9月 アクションプラン② 中間発表②
10月 バラモンバトル(校内選抜会)
11月 バラモンプラン発表会(校内発表会)
12月~2月 レポートをまとめる
かなりざくっとですが、2018年度(平成30年度)はこのような流れで行いました。上にある写真はそのアクションプラン①と中間発表①の内容です。ここで軌道修正をして夏休みを使ってアクションプラン②を行い、中間発表②を行います。その後、最後のアクションを行い、バラモンバトルを行いました。バラモンバトルとは、60を超えるプロジェクトがあるのですが、11月に行われる校内発表会は8プロジェクトだけの発表になるので、そのために行われる校内選抜会のことです。この校内選抜会をバラモンバトルと名付けて大きな発表会を行いました。11月の校内発表会はバラモンバトルで選抜された8プロジェクトがプレゼンを行い、その他のプロジェクトはポスターセッションを行いました。さらに、この発表会はNPOカタリバのマイプロジェクト(以下、マイプロ)の選考会も兼ねた発表会になりました。ファシリテーションや審査員による評価に関してはマイプロの協力を得て行うことができました。その後の研修会も含め、かなり充実した会になりました。
バラモンバトル(10月)
バラモンプラン発表会(11月)
3学期について
12月は修学旅行先で企業訪問を行い、自分のキャリアについて深めるワークを行いました。今元気な企業の、輝いている方に直接話を聞くという機会で、高校生もめちゃめちゃ質問をしていました。1月は、その報告会を行い、それ以降は課題研究のレポートをまとめる作業を行いました。アクションの続きをする生徒もいました。生徒のすごいなーと思うところは、発表会などが終わっているのに、そこからさらに走り始めることです。追求したくなったらこっちのものです。ほっておいてもあえやこれややり始めます。報告書をもって、生徒の課題研究はいったん終了になります。
#1~#5でどのような流れで課題研究を進めているかをざくっと書いてきました。
#1社会探究型課題研究「バラモンプラン」について スタートアップ編①
#2社会探究型課題研究「バラモンプラン」について スタートアップ編②
#3社会探究型課題研究「バラモンプラン」について インキュベート編①
#4社会探究型課題研究「バラモンプラン」について インキュベート編②
#5社会探究型課題研究 「バラモンプラン」について アクセラレート編
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