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未発売映画劇場「いつか、どこかで」
前に「時限爆弾危機連発(ワイヤージレンマの謎)」でちょっとばかり触れたことですが、例の時限爆弾解体の最後の正念場で、「青のワイヤーか赤のワイヤーか、どっちを切る?(失敗したらドッカン)」の最初の例として浮上したのがこの映画。
これは現物を確認するしかないので、さっそく見てみた。
1958年のイギリス映画「Another Time, Another Place」(日本では完全に未公開なので、邦題
500円映画劇場「ラビリンス・オブ・ナイトメア」
500円映画にもっとも多いジャンルは何だろうというと、やはりホラー映画だろうか。SF風の作品も含めれば、まず間違いなくトップだろう。
なぜホラーが多いかというと、たぶんいちばん売れるからだし、ということは、ヒマつぶしに見る映画には最適だからだろう。
これは、たとえば昔々、アメリカのドライブイン・シアターにかかる映画の大部分がSFやホラーだったことと共通する。このことは、ゼニの匂いに敏感なロジャ
未発売映画劇場「笑いの世界」
今回の映画は、ほとんど謎だ。まずは、現時点ではっきりしている点を挙げよう。
1)公開時期は、1970年も3月15日から同年9月13日までの183日間のみ。それ以降は上映された痕跡がない。
2)公開館数は、1館のみ。他の劇場等でかかったことはない。
以上である。
そしてもう1点、私は間違いなくこの映画を見た。
公開時期を見てピンときた人もあるだろう。
そう、1970年に大阪で開催された日
時限爆弾危機連発(ワイヤージレンマの謎)
このノートを書きはじめのころ、「時限爆弾、危機一髪」というのを書きました。【こちら】
ウィキペディアの、映画「ジャガーノート」の項に、「この映画がワイヤージレンマの元祖である」という間違った情報が載ってる件を鋭く糾弾した原稿でした(笑)
私の指摘にもかかわらず、相変わらずウィキペディアの記述はそのままですが、まあそんなことはいいとして。
その後、じゃあ、時限爆弾を解体する作業の最後に、赤と青
未発売映画劇場「アメリカを震撼させた夜」
1960年代から1970年代、アメリカのテレビ放送で、非常に面白いTVムービーが多数製作・放送されたことはよく知られているが、そのほとんどが日本ではソフト化されていない(なかには本国アメリカでも未ソフト化のものもあるが)
この「アメリカを震撼させた夜」(The Night That Panicked America 1975年)も秀作の呼び声は高いが、日本では1977年にNHKで放送されて以後、
500円映画劇場「アイス・スパイダー」
またまたクモかよ、芸がないなとか思いますが、「アイス・スパイダー」です。原題も「ICE SPIDERS」 2007年のTVムービーであります。
もちろんクモ映画なんですが、さて、芸がないのかどうか?
人里離れた山中(山の名前がロスト・マウンテンてのはいいね) そこには、携帯も圏外のスキー場と、軍の秘密研究所しかない。その研究所から、遺伝子操作によって強化・大型化した6匹の人間大のクモが脱走!
未発売映画劇場「サント対悪の頭脳」
ファンタスティック映画の底なし沼、メキシコ・ルチャ映画の最大勢力であるサント映画のその最初の一作「Santo contra cerebro del mal」である。日本では未ソフト化だが、今回見たメキシコ製のDVD(スペイン語のみ)を始め、海外ではいくらかのソフトが出ているようだ。
サント(SANTO)は1917年生まれ。1930年代にレスラーとしてデビューし、1942年から白覆面をかぶってサン
武装か? 非武装か?
先日、ツイッターの私のタイムラインに、突如としてバルタン星人が出現しました。
どこぞの政治家が「武装難民」なるたわけた言葉を公の場で口走って問題となったせいです。そこでトンチをきかせたフォロワーさんが、バルタン星人こそ「武装難民」だと言ったわけですね。
うまいこと言うもんですねえ。
たしかに、母星を失い、はるか宇宙のかなたから地球へとさまよってきたバルタン星人は、「難民」でしょうね。
しか