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『そうだ、ミニマリストになろう。Day-34: 手放せない理由と持ち続ける理由の狭間』

手放せない理由と持ち続ける理由が一緒とは限らない。そんなことを数日ぐるぐる考えてました。

過去に何度か断捨離をしてきた時は徹底的にキッチンを攻めてきました。だから、もう手放すモノなんて残ってないだろうと思っていたのに、やっぱり「あー、これ持ってたな!忘れてた」というモノや「しばらく使ってなかったな・・・」というモノが戸棚や引き出しから出てくる。

その中の一つがこれ。魚がモチーフのテーブルナプキンリングです。

そもそもリネンクローゼットを見直したときに、もう長いこと布のテーブルナプキンを使っていなかったことに気がつきました。子供を産んでからは、ママ友のお客さんが多く、子供たちのためにも紙ナプキンを用意していました。

思えば、今時は誰の家にいっても紙ナプキンが出てくる。10年ほど前になりますが、前回お客さんに布のテーブルナプキンを用意したときには、「汚してしまっては申し訳ない」と逆に恐縮されてしまいました。(その気持ちはとってもよくわかる!)

私は手の込んだ料理はしないので凝ったテーブルセッティングもしないし、そもそもカジュアル化していく時代の流れもある。なので、大好きだったこの布のテーブルナプキンだけれど、もう一生使わないかもなぁ・・・とさみしく思ってたところです。

当然ナプキンリングもまったくもって出番がありませんでした。最後に使ったのはいつだったか思い出すこともできません。お客さんに使ったことはひょっとしたらなかったのかもしれない(!)。でも、布製テーブルナプキン以上に手放しがたい。

なぜなんだろう?

じっくり理由を考えてみました。機能としてはもはや不要と言えます。もうずっと使わずに支障がなかったんですから。でもこのリング、デザインがめちゃくちゃお気に入りだったんですよね。

そもそも動物モチーフのものが好きで、ひとめぼれしてこだわって買ったものでした。その時の思いが残っているから、手放しがたい。もう二度とここまで気に入るナプキンリングは見つからないだろうな、とすら思うほど。(変な趣味とお思いでしょうが個々人の好みと思ってくだされ!)

大好きなモノに囲まれて暮らしたい、という理由でモノを厳選しミニマリストになるのが私の断捨離の目的なので、だったらこれをキープしてもいいんじゃないの?と考えました。

所有コストもかかっていません。家が狭くてこれ以上モノに家賃を払いたくないという状態でもないのです。リングを収納していた食器棚も3割は余白スペースですから。

その一方で、使わないというのも明白。じゃあなに、これはアートオブジェ?時々出して眺めるモノ?それもちょっと違う。使わないのだから持ち続ける理由が不明確。そもそも、今回私はシンプリストからミニマリストになるという大きな壁を突き抜けたいと思って断捨離してるんですから。

手放せない理由があるからと言って持ち続ける理由にもならない。

「仮置き箱」に入れて、1年後にまた決めようか、とも思いました。

でもねぇ、なんか違うんだよね・・・。ここで、これを手放せなかったら、他にも手放せないものがたくさんでてくる気がする。

迷った末に手放すことにしました。確かに同じものには二度と巡り合えないでしょう。でも、

代わりに別の素敵な何かがやってくるに違いない

と信じることにして。素敵なモノも素晴らしいコトも豊かな縁も循環する。そう信じて進むしかないんですよね~。

Day 34

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Goody bags, candles, ornaments, table cloths, bandannas, chipped plates, chopsticks rest and napkin rings! (24)

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