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『そうだ、ミニマリストになろう。Day-12: 漂流物との飽くなき戦い』

<30日かけて500個近くのモノを処分(主に寄付)する30日ミニマリストゲームを実践中>

いったい何個のモノが自分の家にはあるのか? 

想像もできないし、数えたくもない(大変すぎる上に、落ち込みそうだ・・・つーか、数えてる暇があるなら断捨離しろ、自分)。LAタイムズ紙によれば、平均的なアメリカの家には30万個のモノがあるそうで、日本人の家も似たようなものかと思う。

たいていの方はゴミ屋敷ではなくて、ほどほどに物があるフツーの家にお住まいだろうが、それでも数十万個モノがある。中でも、かなりのモノが「漂流物」、つまり、いつのまにか家にたどり着いていたモノじゃなかろうか。

例えば
-子供が学校から持ち帰ってくるプリントや作品
-人からの頂き物
-郵送されてきたもの
-お弁当箱についてくる割り箸や調味料

自分や家族がなんとなく招き入れてしまった漂流物もある。
-「何か買いたい気分だったから」で買ったモノ(成果物なしでは家に帰れない狩猟採集文化が遺伝子に刻みこまれてる?)
-「安いから」で買ったモノ
-自宅にどれだけストックがあるか確認せずに買い足したモノ
-家にはあるのに、出先で間に合わせ的に買ったモノ(ビニール傘あるある)
-「無料だから」でもらってきたモノ

こういう「強い意志を持って選んだわけではないモノ」は、あんがいバカにならない。波が砂浜に残す漂流物の如く、気がつけばじわじわ溜まっていく。棚やクローゼットという名の浜辺に。あるいは部屋の片隅に。

まずは一番そばにある引き出しを開けてみる。

その中で「これ大好き!」あるいは「絶対必要で日常的に使う」対象じゃないモノはどれくらいあったろうか? 比率はどれくらい? 

案外多くない?

ここで、漂流物を処分できるかどうかが「ミニマリストになれるかどうかの分かれ道」かと思う。

モダンデザインの父と言われるウィリアム・モリスの

役に立たないものや美しいと思わないものを家に置いてはならない

この言葉に忠実になれた人がミニマリストと呼ばれるんだろうな。そのためには、漂流物を徹底的に退治しなきゃいけないが、そもそも「ここに、漂流物があるぞ!」と認識できなきゃいけない。「なんとなく」持っているモノのなんと多いことか!

私がこれまでミニマリストになろうなんて考えなれなかったのは、その数、数十万ではなかったとしても数万点?の「なんとなく持っているモノ」をいちいち整理し、判断し、キープか手放すかなどなどやっていく自信がなかったから・・・。

包パーティやってみる?

私が時々チェックしているアメリカのサイトTheminimalist.comのブロガーRyan Nicodemusは、自分が持っているモノをすべて箱に詰め、必要なものだけをそこから取り出すPacking Party(梱包パーティ)と呼ばれる実験をした結果、3週間たっても8割のモノは、箱に入ったままだったそうな。

人は8割の時間で、2割のモノを使い、2割の時間で8割のモノを使うという経験則がある。ならば、30万個家にあるモノのうち、6万個ほどしか使ってないということなのだろう。6万だってすごいけど!

こんな極端な実験をやれる人もやろうと思う人もそれほどいないだろうから(やってみる方はぜひNoteに投稿してくださいませ。熱烈フォローさせていただきますわ!)、ミニマリストへの道というのは、数か月、下手したら数年かかるものかと思う。

正直、それはそれでいいと思う。1日1引き出しずつ、「好きなモノか絶対必要なモノしか入ってない」ように変身させていくのは、素敵!


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30 day minimalist game

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Day 12: plastic folders

子供が小学生だった頃、毎年必ず学校に「文房具セット」を買わされていました。ノート数冊、鉛筆1ダース、色鉛筆1ダース、マーカー1ダース・・・という感じです。このフォルダーもそのひとつ。一学年が終わると家にヨレヨレだったり中途半端に使ったモノが戻ってきます。これらのフォルダーは、1、2個残してまだ使えそうなものは寄付に回します。

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30日ミニマリストゲームとは、

1日目に1個
2日目に2個
・・・
30日目に30個というふうに、モノを手放していくゲームです。無事30日を終了すれば、500個近いモノを減らしたことになります。

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