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「応援する風土」とLinkedInの特徴 ~リンクとインで伸びる~

松本 淳 さんのご投稿から
SNSについて考えたことを書いてみながら
紹介しよう、と思います!

松本さんの元記事へのリンクは
本記事の下部に貼りますので
ぜひ未読の方はお読みいただければ、です。

…LinkedInをお使いの方は
おわかりだと思いますが、
例えばX(旧Twitter)とは
「アルゴリズム」が違いますよね。


発信やアカウントが「伸びる」要素が違う。

Xではどうしても「炎上」「誹謗中傷」
「袋叩き」などの光景が目に付きがち。
それは、どちらかというと
「尖った」発信のほうが伸び、
拡散されやすい
アルゴリズムになっているから
です。

(注:あくまでそういう傾向がある、
というだけで、尖っていない、
まっとうなことを発信することで
Xで伸びていく人もいます。念のため)

◆「オレはこう思っている」
◆「オレの、オレの、オレの話を聞け~!」
◆「オレの作品を読め! いいから読め!」
◆「だからオマエはだめなんだ、やれ!」

そんな発信のほうが、Xでは伸びやすい。

尖ったジャックナイフ的な投稿が受ける。
よくわからないゾンビ的な人もわきやすい。
拡散も、されやすい。

だから「経歴盛り盛り」で
「一見すごそうな人」が
フォロワーをガンガン獲得しがち。
マウントを取りがちなところがあります。

一方、LinkedInではどうでしょうか?

「経歴盛り盛り」で
「一見すごそうな人」が
「オラオラな偉そうな発信」を
しさえすれば伸びていくSNSなのか?
たくさん拡散されていくのか?

…どうもそうではないようですよね。

記事が人目に触れたり、
紹介されたりするアルゴリズムが、
Xとはかなり違うようなのです。

例えば「丸写しの拡散」がしにくい。

Xだとふつうに使われている
同じ内容の拡散のための「リポスト」
LinkedInで言えば「再投稿」は、
そこまで人のフィードに表示されません。

また、LinkedInのURLなどを
本文にそのまま貼り付けた記事は、
インプレッションがだいぶ少なくなります。

「安易な拡散」を嫌がるアルゴリズム。

つまり、同じ内容の記事が
ガンガン増殖することを防いでいる。
あくまで「オリジナル」の発信
好む傾向がLinkedInでは見受けられます。

…しかし、ここが
勘違いされやすいところですが、
オリジナルで自分の特徴を丸出しにして
何か発信しさえすればいい、
というものでも、ない
んです。

松本さんの記事から部分引用しましょう。

(ここから引用)

『LinkedInで、不思議に
思ったことはありませんか?

世の中的に有名な方がいたとして、
その有名人が投稿してもほとんど誰も
反応していない場合があります。

何千、何万というフォロワーもいるのに。

これがLinkedInの
秀逸な仕組みだと思っていて、
単に有名人という「だけ」では
支持されない
ようになっているのです。

たとえば X(Twitter)の場合は、
有名人が圧倒的に有利です。
格差社会を助長するような
分断のアルゴリズムが根底にあります。
しかしLinkedInは逆で、
極めてフェアでオープンな
思想によって開発・運営されている
のです。

「人を応援する人が、自分も応援される」
という世界になっているということです。』

(引用終わり)

有名であればいい?
オリジナルの発信さえすればいい?
そうは問屋が卸さない!のが
LinkedInの特徴。

◆「人を応援する人が、自分も応援される」

これがLinkedInの大きな特徴だと
松本さんは記事内で主張されています。
私も同感です。

何かを非難したり、傷つけたり、
誹謗中傷したりする発信は、
LinkedIn上では「ウケない」ようなのです。
アルゴリズム的にも、ユーザー的にも。

Xは、良くも悪くも
「尖る」「刺さる」ことによって
伸びていくSNSだと言えましょう。
そう言えば「X」という文字も
日本語では「×」バツ、バッテンに
似ています
ね。これも何かの暗喩か。

その逆で、LinkedInは
「人とつながる」「人の心に入る」
ことによって伸びていくSNS。
まさに、リンクとイン、ですね!

この特徴は、私は好ましく思うのですが、
人によってはどちらが好きかは
分かれるところかもな…と思いました。

人によっては、誰かに「×」バツを
つけて承認欲求を満たすためにSNSを
運用している人もいるかもしれないから。
そんな人はLinkedInでは伸びにくいと思う。

Xでは、松本さんがおっしゃる
『格差社会を助長するような
分断のアルゴリズム』
を採用しています。
差をつける。マウントをとる。
ハッタリをかます。あなたとは違うんです。
そういう人がXでは伸びやすい。

ゆえに、そうしたい人が
同じノリでLinkedInを運用してしまうと
挫折しやすい
、のではないか?

再び、記事を部分引用してみます。

(ここから引用)

「SNSを伸ばす」=「ひたすら投稿する」
では、ない
のですよね。

LinkedInもそうですが、
投稿する前にやるべきことがあります。
オレの話を聞いてくれ、オレオレ!
ばかりだと、誰も
自分の話など聞いてくれないのです。
それが世の中というもの。

確かに、SNSにおいて
発信(つまり投稿すること)は大事です。
だから、ついどんな発信をしようか..
ということばかりに
心を奪われ、悩んでしまう。

しかし、いくら発信すれど
なかなか伸びない、となってしまい
心が折れてしまうのです。
SNSを早期に
離脱してしまう黄金(?)パターンです。

現実社会でも同じですが、
"自分" にしか興味がない人は
あまり応援されないもの
です。

飲み会でずっと自分の武勇伝を語り続け、
まわりをシラけさせてしまう人。

あまり出たくない飲み会ですが、
SNSでもひたすら「自分の発信」
しかしない人は、実は同じことを
やっているのかもしれません。

ああ、怖いですね。』

(引用終わり)

怖い、ですね…。

発信の前にまず「交流」。
拒絶の前にまず「受容と理解の姿勢」。


壊れたスピーカーのような宣伝、
自己紹介よりも、
他人の反応、リアクションを見ながらの
交流的な自己紹介、あるいは他己紹介…。


そういうものが大事だ、と
改めて私も自戒した次第です。
(かく書く私も発信に偏りがちなので…)

最後にまとめます。

本記事では松本さんの記事を引用しつつ、
LinkedInの特徴の一端を紹介しました。

誤解を防ぐために書き添えますが、
XはXで、LinkedInにはない
良いところもある、と思います。
私も使っています。
あくまで「世界観」が違う、ということです。

松本さんは引用元記事の中で、
真柄 敏也 さんと
宇野 恵美 (Satomi UNO) さん を
「優れた応援者」と紹介されていました。

そのようにさりげなく
他の方を紹介し、交流し、
応援する姿勢「こそ」が、
LinkedInの風土を形成していると思います。

松本 淳 さんの
引用元記事はこちらから↓
『「SNSを伸ばす」
=「ひたすら投稿する」では、ない』

※松本さんの
『LinkedIn活用大全』の
Amazonページはこちら↓

※手前味噌ながら、
私が運用しております
『千差万別キャリア自己紹介部』は
こちらになります。
交流的な自己紹介を模索しています↓

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