見出し画像

自分自身が使っているSNSの経緯は
意外と知られていないものです。
私も、よく知りませんでした。

そこで本記事ではLinkedInが生まれた経緯、
「歴史と地理」について調べましたので
皆様にシェアしたい、と思います!

さて、まずは発祥の地から。
クイズ形式でいきましょう。
LinkedInはどこで生まれたのか?

①イギリス
②アメリカ合衆国
③カナダ
④日本

…これは簡単ですね!

答えは、②のアメリカ合衆国です。
では、次の問題。
アメリカの何州生まれでしょう?

①ニューヨーク州
②ペンシルバニア州
③ハワイ州
④カルフォルニア州

答えは④のカルフォルニア州、西海岸!
「マウンテンビュー」という
カルフォルニア州のサンタクララ郡に
ある都市で生まれました。

この都市ではGoogle本社をはじめとして、
たくさんのハイテク企業が立地しています。
いわゆる「シリコンバレー」ですね!

…シリコンバレー、とは
「半導体」メーカーが集まっている
「谷」から名付けられた呼び名です。
半導体の主原料のケイ素「silicon」と
谷の英語「valley」から来ています。

北はサンマテオ周辺から、
サンノゼまでの複数の市を指す。
スタンフォード大学出身の技術者が、
「メンローパーク」という
大学の敷地内に、新技術を持つ会社を
誘致したのが始まり、とも言われます。

では、ここでもう一つ問題!
LinkedInの生みの親は誰でしょう?
…当然、知っていますよね?

①ビル・ゲイツ
②スティーブ・ジョブズ
③リード・ホフマン
④ダスティン・ホフマン

ビル・ゲイツは、マイクロソフトの人。
ジョブズと言えば、アップル。
ダスティン・ホフマンは…俳優?
はい、リード・ホフマンさんですね。

ここから、彼の履歴、歴史の話を
紹介していきます。

1967年、カルフォルニア州の
スタンフォード市で生まれました。
育ったのはバークリー州。
2024年には57歳くらいのアラカン。

正式なお名前は「Reid Garrett Hoffman」。
リード・ギャレット・ホフマンさんですが
本記事ではホフマンさんで通します。

彼はプトニー高校というところに進学。
メープルシロップ農場を管理したり
牛の群れの番をしていたそうです。

「…いわゆるIT専門、というか、
『高専』的な学校じゃないんですか?」

はい、The Putney Schoolは
「大自然と動物たちに親しめる」
非常にユニークな高校なんですね。
“Work Program”で、
炊事や掃除、牧場整備や動物のケアなど、
キャンパス内での日々の仕事に
全生徒自身が取り組んでいる…とのこと。

ただ、農牧ばかりしていたわけじゃない。

「認識論」について勉強して、
1990年にはスタンフォード大学を卒業!
「象徴システム」と「認識科学」の
理学士号を得ました。
1993年、さらに「哲学」の博士号を取るべく
オックスフォード大学へと進学します。
26歳頃のころでした。

彼は「哲学者」を志していたんですね!
世界に大きな影響を与える人になりたかった。

…しかし、徐々に学者ではなく、
「起業家」のほうが、より世界に
大きな影響を及ぼし得ると気付いたのです。
彼の言葉を引用してみましょう。

(ここから引用)

『スタンフォードを卒業した時点では
大学教授になって
公的な知識人になる予定だった。

カントの言葉を引用することが
重要なのではない。
本当に重要なのはレンズを通して
社会に「私たちは何者なのか?」
「個人として、そして社会として
どうあるべきか?」と問いかけること
だ。

ただ私が気づいたことは、
大学教官が書く本など
50、60人が読むだけで、

私はそれよりももっと
偉大な影響を探していた。』

(引用終わり)

当時、昇り龍の如き可能性がある業界は、
やはりIT産業でした。この方面に進む。
1994年、ホフマンさんはアップル、
Apple Computerへと入社します。
この会社において、初期のSNSである
「eWorld」の開設担当者になるんです。

1996年、このSNSはAOLに吸収される。
Fujitsuで働いた後、
彼は最初の起業として
「SocialNet」を共同開設します。

このSNSは『オンライン交際』や
『同じような趣味を持つ人』を
リンクさせるサービスだったそうです。
例えばゴルフをする人が
近所でゴルフのパートナーを探す、などの
目的に焦点を当てた、とのこと。

2000年にはSocialNetを辞めます。
そして、とある有名な会社の
最高執行責任者になる…。

Paypal(ペイパル)ですね!

この時に上司になったのが
ピーター・ティールさんです。
1998年にコンフィニティ(後のPaypal)を
共同設立した方。
『影の米大統領』という異名を持つ男!

彼によると、PayPalにおけるホフマンさんは
問題解決担当のリーダーだった。
社外での交渉を一手に担当していた。
2002年、PayPalがeBayに吸収された際、
ホフマンさんはPayPalの副社長でした。

…経歴を簡単にまとめましょうか。

◆1967年生まれ、現在アラカン
◆高校生の時は自然に親しむ
◆大学生の時に哲学者を志す
◆徐々に起業家の道を考える
◆AppleでSNSの開設担当者に
◆FujitsuからSocialNet開設
◆Paypalの副社長にまで昇進

このようなユニークなキャリア、
紆余曲折を経て、満を持して、

◆2002年12月「LinkedIn」共同開設!
(サービス開始は2003年5月から)

最後に、まとめます。

本記事ではLinkedInが生まれた
「歴史と地理」の一端を紹介しました。

LinkedInは、今や『世界最大級の
ビジネス特化型SNS』
とも呼ばれています。
2016年にはマイクロソフト社に買収され、
さらに影響力を高めている。
2024年現在、世界200か国で
「10億人を超す」登録メンバーがいる…。

そう、ホフマンさんはLinkedInを通して、

「私たちは何者なのか?」
「個人として、そして社会として
どうあるべきか?」
と問いかけ、
世界に大きな影響を及ぼしてきたのです。

2024年現在、日本での登録者は
「約300万人以上」とも言われます。

2011年に日本で法人が立ち上げられてから、
2024年時点、約13年の月日が流れた。
これからさらなる発展が見込まれるでしょう。
(ですよね、石坂 誠 さん!)

ホフマンさんたちが
アメリカで始めたSNS、LinkedIn。

「リンク」と「イン」を特徴とする
「つながる」「心の中に問いかける」SNS…。

…読者の皆様は、このSNSを
どうやって使っていきますか?

どのようにリンクとインしていきますか?

松本 淳 さんの会社、アースメディアによる
活用方法の解説記事もわかりやすいので、ぜひ↓

※LinkedInの特徴、アルゴリズムについては
こちらの記事でまとめました。
松本 淳 さんの『LinkedIn活用大全』
についても紹介しています↓
『「応援する風土」とLinkedInの特徴
~リンクとインで伸びる~』

※リード・ホフマンさんの著書(共著)は
こちらから↓
『スタートアップ的人生(キャリア)戦略』

合わせてぜひどうぞ!

よろしければサポートいただけますと、とても嬉しいです。クリエイター活動のために使わせていただきます!