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褒め道を極めよう

特に医療福祉業界は

業務が予定通りに進むことが当たり前とされているので、ファインプレーが起こらない限りそうそう褒められることはない。
しかも褒める行為は一歩間違えると、煽てられている?何か裏がある?浅はかだな…etc相手の不信感を買ってしまうことになる。
褒められる経験が少ない業界で働く我々にとっては、褒められた後の対処が分からず、不信感が勝る場合が多いのだと私は思う。

今日は楽観的な私が、育てたい後輩・親密になりたい同僚・信頼関係を築きたい上司に対して、「どのように褒めればいい結果に繋がるのか」実践したことを共有したい。

大前提として、

褒める行為は、その人をよく見てないとできない。

表面たるや外見に出ているものを褒める行為は「煽てる」ことであり、それは相手に何かさせようとして意図を持っている。相手がポジティブに解釈できた場合のみ有効であるが、不信感を自分で作りやすくしているのと同じだ。

「仕事めっちゃ早いですね!」
「説明が丁寧で分かりやすいね!」
「ほんと優しいね!」等

「煽てる」と「煽る」漢字が同じ意味は何なのでしょうね。

ではどうするか。

①過去と今を比較して褒める。

【後輩編】
→前は残業してることもあったけど、最近は時間内に終わらせられているようだね。

【同僚編】
→前は業務に追われるって嘆いてたけど、最近は患者さんとよく話してるね。

【上司編】
→失礼ながら、以前いただいた資料は少し分かりにくい所があったのですが、新しい資料はとても分かりやすいです。等

②その人を内面に問いかけ、私の気持ちを開示する。

内面とは、

能力より努力、行動より姿勢、言葉より想い

のことだと私は思う。

【後輩編】
→時間内に終わらせるために、業務前の準備だったり、業務外でも勉強頑張ってるのかな。私も嬉しい!

【同僚編】
→患者さんと話せるように、作業効率見直したりしたのかな。私も真似したい!

【上司編】
→分かりやすい資料に仕立てるために、どのように工夫したのですか。教えいただけると嬉しいです。

試練もある。

大前提として、その人をよく見ていないと褒められないと書いたが、職場にはいわゆる「苦手な人」が1~2割程度の割合でいる。

苦手な人にはあまり関わらない。これが通じるのは職場の外だけで、避けようと思っても避けられない。
かなりエネルギーとカロリーを使うが、タイトルは「褒め道を極めよう」。
この苦手な人にも①過去と今の比較をして②その人の内面に問いかけ、私の気持ちを開示してみてはどうだろうか。

いきなり全部は出来ないかもしれない。
そんなときは、いつもの「ありがとうございます」「お疲れ様でした」の後に

「とても勉強になりました。」とか
「吸収させていただきます」とか
「とても嬉しく思います」など気持ちを開示することから始めて、勉強したことや吸収したことを伝え、自分の成長を相手に開示するというやり方が苦手な人克服に繋がった。
「入職当初は少し怖かったですが、今では心の底から尊敬している先輩です」
苦手な人をいつか褒めることが出来たなら、褒め道を極めていると言っても過言じゃないと思うのだ。

今日はありがとうございました!

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