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ユーミン SURF&SNOW in 苗場2024 観てきた

先週は1日仕事休んで姉と二人でいざ苗場。
上越新幹線たにがわで越後湯沢へ。指定席車両の我々以外は全員と言っていいほど外国の方たち。異国の列車か。
越後湯沢についてから苗場プリンスへのシャトルバス乗車のまえに、むらんごっつぉで素敵なランチを。金曜日だから空いてる。

しかし、2月頭の越後湯沢駅でこんなに雪がないのは初めてで、戸惑うばかりだ。

ユーミンファン歴48年の姉と、私も30年くらい前に高校生だった頃から各種ユーミンのコンサートには来ている。
いつか観た、逗子マリーナのライブではシンクロナイズドスイミングとの共演で、バンドがプールに消えていったりして度肝を抜かれたのを今でも覚えている。
尤も、その時のバンドメンバーがただただ息を止めて水に沈んだらしいことを知ったのは、昨年開催されたユーミンミュージアム@六本木ヒルズでのこと。

苗場のコンサートは終了時間が24時近くなるから基本的に泊まり。
姉は、筋金入りのファンだけどファンクラブには入らない、というポリシーを貫いているが、チケットは必ず通常価格で複数枚手に入れる。
自分の好きに正直&まっすぐな人は、常に強運なんだ。

今回のセトリは詳報ファンサイトなどにあるから割愛するけど、宇宙・惑星・時空というキーワードを感じる、比較的近年の、あまりライブで出てこない曲で構成されていた。
苗場プリンス内の会場は、ブリザーディウムという天井の高い宴会場をコンサート会場にするので、座席もオールパイプ椅子でぎゅむぎゅむ、とっても舞台が近いのだ。
ユーミンのライブは、前述の通り、歌以外の演出や舞台装置も最新でかつ実験的なんだけど、今回の苗場は太陽系と思しき惑星のセットにAI映像が流れていた。
AI人間の架空の家族の写真とか、トロールの宴とか。「宇宙図書館」のときは、爆裂な図書館にいるみたいだったし。
Blizzardのときは、ミラーボールの回転が例年より激しめだったような。

ユーミンにはその歴史と多数の曲があり、楽曲の組み合わせによって一つのストーリーが紡がれている。
観客を瞬時に、その楽曲の流れていた頃にタイムスリップさせる、時空を操る人。
もちろんそれらのプロデュースは、松任谷正隆氏によるところだ。

当日は撮影日でもあったため、恒例のリクエストコーナーが長め。ゲストはミッツ・マングローブ氏。
めずらしく楽曲づくりについてもユーミンは語り、「詩をかく時は、自分の中の男性性と女性性の両方を出さないと納得のいくものはできない」と。なんだか刺激的な発見。
「ジャコビニ彗星の日に」の武部さんのピアノの美しいこと。
そして小田原さんのドラム、トライバルというか、儀式的な鼓動がすっごい良かった。
大好きな小林香織さんのサックスも響いていた。
興奮冷めやらぬ我々は、うじゃうじゃ話して、なんかお腹空いたと言っては食べ、ようやく午前2時に大浴場へ。
そしたら、ピークタイムか?というほど大浴場が混んでいたのよ。驚き。
ちなみに、今日2/19が苗場最終日だけど、ユーミンは休まずレコーディングに入るそう。ノンストップ!

グッズにはかわいい琥珀糖も!娘へのお土産として。


感じた光景がちかちかと残像と残響を引いて、混じり合い、さっきまでの世界と一緒に私も消えていった夜。
翌日はお土産用の大量の柿の種とバレンタイン用のチョコ柿の種とともに、帰宅した。

さて、また次も楽しみに来られるよう祈りつつ、新たな今日の仕事に励む。


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