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時代の流れは早いが抗わぬように流れに任せて ~ blur 「The Universal」



1995年発表の楽曲です。
近未来の事を歌った楽曲です。タイトルが「ユニバーサル」ですから、歌詞を気にしないで聞くと世界というか宇宙規模の広がりと浮遊感を感じます。

歌詞のテーマは近未来。MV・PVは「時計仕掛けのオレンジ」をモチーフとした内容でした。今見たら、あの映画もダサい服装で、かなり奇妙なインテリアで、どこが近未来なのか。。という感じでしたが。。

この当時から見た近未来はどういうものだったでしょうか。

VR(Virtual Reality)という言葉が広まっていたでしょうか。そして先進的な人はすでにインターネットを使っていて、これからデジタル(見えない空間。見えない大陸)が日常生活に入り込んでくるような予兆が一般の我々にもあった時期でもあったでしょうか。

サンドラ・ブロックの「インターネット」という映画や、VRを題材にした「ストレンジ・デイズ」という映画も当時ありましたね。

この映画を思い出しても、なんとなく押井守の世界のような、AKIRAの世界のような、すくなくとも明るくないような未来を、我々は想像していたのかもしれません。(95年はサリン事件や、阪神大震災、ANAハイジャックなどもありました。)

Blurもこのころが全盛でしょうか。曲のタイトルは「ユニバーサル」。歌詞の中のユニバーサルはユニバーサルという名前の麻薬の事なのだそうです。

諸外国でも、近未来の事を考えるときに、なんとなく後ろ向きな想像があったのでしょうか。大いなるユニバーサルは実は、麻薬のように人々を惑わす、、というニュアンスでしょうか。


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