見出し画像

「砂の城」 斉藤由貴


小さい時、海岸に行くと、いつも何かを砂で作っていた。波打ち際の砂は、湿っていて立体を作りやすいし、その自由さが子供ながらに気に入っていた。

しかし、それは、あっという間に海に消えていく。

悲しい恋の終わりには、やるせなさが残り、それに覆われてしまう。
けれど。
やがて、それは光輝く思い出に変わる。
愛は消えるが、思い出は残る。
思い出の数だけ、人は強くなれる。

海に消えた砂の城も、思い出として残っていく。

この記事が参加している募集

思い出の曲

いつも読んで下さってありがとうございます。頂いたサポートはいろんな音楽などを聴いてご紹介するチカラになります。あなたに読んでいただき、新たな出会いを楽しんでいただけるよう、大切に使わせて頂きます。よろしくお願いします!