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お助けマンという名のお邪魔マン

全員が同じ進度で進む授業では、早く終わって時間をもてあます子と、遅くて時間がかかる子の差が出る。
そこで教師が奨励するのが「助け合い」である。早い子がやり方を教えたり、代わりにやってあげたりするという助け合いである。
だが、それは本当に助け合うことになるだろうか?例えば作文の場合、書く力が伸びるのは、自分で考えて自分で書いたときである。
早い子が書き方を教えたり、代わりに書いてあげたりすれば、見かけ上は、書くことを助けたことになるかもしれない。
しかし、そこで起きたことは、遅い子にとっては、自分の力でじっくり考え、自分の力でじっくり書くという機会が奪われ、そのことによって、学習が邪魔されたということなのだ。
詳しくは、拙著『国語を楽しく』の第1章第1節「同時同学習の問題」の第3項「お助けマンという名のお邪魔マン」に書いた。
 
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