【新感謝企画5】情感あふれる愛の作詞家｜京野廣政さんの巻

力無くした人を歌（歌詞）で勇気づけられたら…
それが作詞家を志す京野廣政さんの原点です。

ひるねこの新企画「あなたのイチ推し記事を紹介させてください」↓↓↓

第5弾は作詞家京野廣政さんのこの記事をご紹介します↓↓↓

☆『道半ば』夢を追うすべての人への応援歌

誰かの励ましになれば…と書かれた人生の応援歌『道半ば』の歌詞です。

『道半ば』
作詞:京野廣政

挫折味わえど命は尽きない
生きてこそいればまた挑めるさ
あんたの人生道半ば
夢が咲くのは　これからさ
これからさ

酒に頼っても時にはいいのさ
生きてこそいれば愚痴こぼれるさ
あんたの人生道半ば
諦めるには　早すぎる
早すぎる

夢が叶っても驕っちゃいけない
生きてこそいればまたつまづくさ
あんたの人生道半ば
きっと謙虚も　必要さ
必要さ

京野さんは「歌詞は自由に想像してほしいので解説などは書いてません」とおっしゃっています。
ですから、この歌詞について私ごときが何かを語ることはおこがましいのですが、京野さんの1人のファンとして感想を述べさせていただきたいと思います。

『道半ば』は夢を追うすべての人への応援歌です。

1番は挫折して落ち込む人へ「生きてこそいればまた挑めるさ」とそっと肩を抱いてくれます。

2番は夢を追う途中で悔しくてやるせなくなっている人へ
「酒に頼っても時にはいいのさ」「生きてこそいれば愚痴こぼれるさ」って…優しい。
このフレーズだけで気持ちが軽くなりますね。

そして3番は目標を達成して尊大になっている人への戒めです。
「生きてこそいればまたつまづくさ」「きっと謙虚も必要さ」
人生は山あり谷あり。良い時こそ謙虚でなければいけませんね。気がついたら周りに誰もいなかった…なんて事のないように…。

実はこの『道半ば』は京野さんがnoteに最初に投稿した歌詞です。その時は1番の歌詞が少し違うものでした。

夢が破れても命は尽きない
生きてこそいればまた挑めるさ
あんたの人生道半ば
狂い咲くのは　これからさ
これからさ

歌詞の書き換えについて京野さんにお尋ねしました。

ひるねこ：『道半ば』の冒頭を「夢破れても」から「挫折味わえど」に変更したのはどのような思いからですか？

京野さん：冒頭を変えたのは、夢がやぶれた方の心情をもう一度考え直したら『夢が破れたら』は少しきついなと気づき挫折ならばまだ立ち直ってくれる気がしたからです。

なるほど…
『道半ば』は聴いた人が元気になれるように繊細に配慮された歌詞になっているんですね。京野さんの優しさがあふれています。

1番の後半も「狂い咲く」から「夢が咲く」へと表現が変わっています。

これは私の解釈ですが…
「狂い咲く」には大成功のイメージがあります。しかし「夢が咲く」には大きな夢もささやかな夢も含まれる感じがあります。

この歌詞の変更には、大きな野望を持つ人にもささやかな夢に努力する人にも分け隔てなく寄り添いたいという京野さんの優しさによるものだと考えました。

そして私はこの歌詞にしみじみと温かいメロディーをつけて、武田鉄矢さんに歌って欲しくなりました！←金八先生スペシャルの挿入歌としていかがでしょうか？？

☆京野廣政さん

こんな素敵な歌詞を書く京野廣政さんとはどんな方なのでしょうか？

京野廣政さんは佐賀県出身。現在は大阪府東大阪市にお住まいです。
今年40歳。作詞家志望の京野さんのnoteには、情感あふれる演歌や歌謡曲の歌詞や、キュンとするようなポエムが掲載されています。

京野さんが作詞家を目指すきっかけになった出来事をお聞きしました。

ひるねこ：京野さんは何がきっかけで作詞家を目指すことになったのでしょうか？作家でも詩人でもなく作詞を選んだ理由を知りたいです！

京野さん：目指すきっかけは失恋をしたことでしょうか？20年前、浜崎あゆみさんが流行してて彼女の歌詞に癒やされてる自分に気づき、彼女の真似をして詞を書き始めました。その後、自分と同じように力無くした人を歌（歌詞）で勇気づけられたらと思い作詞家を志した次第です。

失恋がきっかけ…そして原点は浜崎あゆみさんなんですね。

☆京野廣政さんの愛のうた

失恋がきっかけで作詞家を志した京野さん。
京野さんのnoteには恋愛をテーマにした歌詞もたくさん掲載されています。キュンとする優しいものから情熱的なものまで幅が広いです。

例えばこちら↓↓↓

『春恋唄（はるこいうた）』
作詞:京野廣政

春風に舞う桜の花を
そっとすくって見つめるあなた
その花びらをしおりに変えて
褪せない桜作ってくれた
あなたの愛はとても深くて
いつも私をときめかせるの
好きよ好きこれから先も
あなたの側にいさせてね

春雨に散る桜の花を
部屋の中から見つめるあなた
散る姿さえ美しいから
こらえた涙溢れていたね
あなたの涙とても綺麗で
こんな私ももらい泣きした
好きよ好きこれから先も
あなたの側にいるからね

あなたの愛はとても深くて
いつも私を包んでくれる
好きよ好きこれから先も
あなたの側にいさせてね

けなげで可愛らしい乙女心にキュンキュンします。

こちらは、ポエムなのですが…
米津玄師さんあたりに曲をつけて歌って欲しいな↓↓

『パズル』
京野廣政

私の探してる
パズルのピースが見える
あなたのその手の平の中に

これを恋と呼ぶのか
愛と呼ぶのか
分からないけど
あなたが必要なんです
私のパズルは
あなたの優しさなしじゃ
完成しないんです

少女の瑞々しい初恋の香りがしませんか？？

一方でこちらの歌詞の情念…エロさ…激しさ…大人の恋ですね↓↓

『もっとお前を愛したい』
作詞:京野廣政

キスでウォッカ飲みあえば
嫌な事も火種に変わる
俺以外を見ないでくれよな
楽しませて愛をあげるから
息づかい忘れるくらいに
止まらない喜び感じてる
もっとお前を愛したい

鏡ごしに映ってる
お前は遠い目をしている
あいつの事考えてたんだろ
ベッドの上で一つだったのに
息づかい忘れるくらいに
止まらない喜び感じてた
もっとお前を愛したい

野生のほんとのお前を
揺るがない俺なら愛せる
ずっと俺を見ろよ
息づかい忘れるくらいに
止まらない喜びあげるから
息づかい一つになるほど
止まらない喜び感じてる
ずっと俺を見ろよ
一つになるほど喜び感じてる
もっとお前を愛したい

いきなりの男性目線で「キスでウォッカを飲み合えば…」ですよ。
京野さんの振り幅にドキドキします。

☆京野廣政さんの旅情シリーズ

京野さんの作詞のしかたについてお聞きました。

ひるねこ：歌詞を書く時にメロディーの雰囲気や歌わせたい歌手をイメージしますか？私は『道半ば』を読みながら、武田鉄矢さんに歌って欲しいな…とはっきりイメージしてしまいました笑

京野さん：歌詞を書く時はメロディーの雰囲気をイメージすることはないです。出来ないといった方が正しいです。ただ、作曲家さんが見た時に曲をつけやすいように詞のリズムには気をつけてます。

ひるねこ：なるほど。そういうものなんですね。

京野さん：歌わせたい歌手をイメージすることは少ないですが、地名を入れて女性を主人公にした場合のみ水森かおりさんに歌ってもらえたらなんて妄想します(笑)

そうなんです。
京野さんの歌詞には地名の入った旅情シリーズ (勝手に命名しました笑) があるんですよね。

例えばこの歌詞です↓↓↓

『長野未練歌（ながのみれんうた）』
作詞：京野廣政

長野　松本　雪の町
未練心を捨てにきました
出会った場所でお別れすると
決めた決めたの決めたのに
雪がしんしん降り出して
なぜか心が後ずさり

長野　松本　上高地（かみこうち）
愛の思い出捨てにきました
後ろは向かず前だけ見ると
決めた決めたの決めたのに
雪の冷たさ身に沁みて
愛の温もり求めだす

長野　松本　善光寺（ぜんこうじ）
愛の残り火消しに来ました
一人で生きる生きるんだって
決めた決めたの決めたのに
弥勒菩薩（みろくぼさつ）のまなざしに
ふいに涙があふれます

思わず冬の長野に行きたくなりますね。
この歌詞を水森かおりさんが歌ったらしっとりと素敵でしょうね〜！

さらに…お聞きしました。

ひるねこ：今後歌詞に書いてみたい観光地はありますか？

京野さん：新潟の星峠というところが気にはかかってるんですが、星峠は棚田なのでどういう風に歌詞にしたらいいか悩んでるところです。

「星峠」とは美しい地名ですね。どんな歌詞になるのか楽しみだなぁ。

☆豊かな人生経験が素晴らしい歌詞を生み出す

京野さんの歌詞には愛する人との別れの歌詞やレクイエムのようなものもあります。

この歌詞は読んでいて苦しくなります。最愛の人を失くしたら…きっとこんな気持ちになるんだろうなぁ。ぜひ読んでみてください↓↓↓

私は今回京野さんのたくさんの歌詞を読ませていただきましたが、
美しい恋愛も辛い別れも…たくさんの人生経験をしていらっしゃるからこそ、素敵な歌詞が書けるのだと思いました。

どの歌詞も登場人物の仕草や表情、周りの風景や空気感まで感じさせる素晴らしい作品ばかり。
才能あふれる京野廣政さんのnoteをぜひ読んでみてください↓↓↓

京野廣政｜note

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