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[徳島版]公務員の採用戦略を調べてみた!!

海陽町の採用戦略を考えるために、他自治体事例を学ぼうと思い、徳島県内の全24市町村の採用HPを見てみました!!!

特に、徳島市や小松島市のHPは内容が充実していて、非常に学びが多かったです。具体的には、職員インタビューや統計データが掲載されていて、一緒に働く人たちのイメージを持ちやすいコンテンツになっていました。

せっかくなので少しだけ紹介してみたいと思います。

徳島市

①充実のコンテンツ

県庁所在地ということもあり、徳島県内で最も内容が充実していました。選考に関する連絡事項にとどまらず、次のコンテンツが掲載されています。

①職員採用PR動画
②先輩職員が語る徳島市役所の仕事紹介について
③徳島市役所の主な職種紹介

②採用動画がアツイ


さらに、採用PR動画を見てみると、2名の職員がインタビューを受けていました。そのうち1名は、次のような属性の方であり、徳島市の意図が垣間見られる人選になっている気がします。

・女性
・中途採用
・Uターン

https://www.youtube.com/watch?v=knZZAd6zsyU&ab_channel=%E5%BE%B3%E5%B3%B6%E5%B8%82%E3%80%90%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%80%91%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

さきほど”徳島市の意図”と書いたのは、①女性の活躍・②積極的な中途採用・③Uターン受け入れという事例を打ち出すことで、新卒以外の受験者を増やしたい狙いがあるのではないかという私の仮説があるからでした。

公務員試験というと、高校や大学を卒業して受ける人の割合がまだ多いはず(データとかは見たこと無いので、私の主観です!)。

東京都特別区でも中途採用を積極的に行っているように、自治体も今後は多様な受験者を獲得していく必要が生じているのだなということがうかがい知れます。

小松島市

徳島市同様に積極的な情報開示に努められている印象でした。

①給与・定員管理等を公開

年代ごとの金額(年収ベース)から年齢構成もあり、徳島県や類似自治体との比較は興味深いです。

よく見たら、総務省の地方公共団体給与情報等公表システムのリンクを貼っただけなのですが、こういった導線を設計する”細やかな配慮”って大切ですよね。

②試験内容が特徴的!

個人的に最も勉強になったのが、コレです!!!

一次試験にはSPI3を採用しているのです。

HPから引用すると次のように書かれています。

・多くの民間企業が採用試験に導入している「適性検査」です
・個人の基本的な資質を「基礎能力検査」と「性格検査」から測定します
・仕事を行う上での正確性や迅速性を図ることに重点を置いた現場能力重視型の検査です

たしかに、SPIは仕事の正確性や迅速性を計測するには最適なテストの1つですよね。

何よりも、大都市圏のSPI3テストセンター常設会場や全国のテストセンター臨時会場で受験できることが大きなメリット。県内外を問わず、転職を考えている人達が受験しやすいわけです。

このような工夫をすることで、受験のハードルを下げて、門戸を広げているのは非常に勉強になります。

③入庁日の選択制

民間企業等に就職されている方がより柔軟に受験することができるよう、「上級行政」と「土木技師」採用試験で、「入庁日の選択制」を導入されています。

4月1日と10月1日とで、選択できるようになっているようです。②のSPI3同様に、徹底的に”受験者ファースト”の環境を整えることで、小松島市を選んでもらうための工夫がすごいです!

[参考]横浜市の採用HPは超本格派

ちなみに、政令市もいくつかチェックしてみたのですが、とりわけ横浜市の採用HPは別格でした( ゚Д゚)

相当に力が入ってますね~

様々な自治体HPを見たことで、感じたこと


それは、自治体の採用ブランディングは、もっとできるという点!!

マーケティングにおける4Pは有名ですが、似たようなフレームワークとして「採用4P」があります。

詳しい説明は、こちらに譲りますが、

自治体の採用戦略においてどこに重きを置くか、このフレームワークを使うことで、個人的に活路が見えてきた気がしています。

さて、海陽町はどうするか??


ついに4月末から、定例MTGが始まりました。

私が思っていた以上に海陽町には”魅力”があることが判明したので、様々な情報発信ができそうです(^▽^)/

引き続き、海陽町の方々とディスカッションしていきたい!!

詳しくは、また次回。
ご精読ありがとうございました!!!

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