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EC担当の離職率について

EC(electronic commerce)業界の離職率について。
私は中小企業で大手ECモール(楽天・アマゾンなど)の運営を担当していたため、その分野での離職率について書こうと思う。

まずざっくり平均勤続年数で言うと、約1年~1年半ほど。
今まで経験した3~4社(新卒はいない)で関わりのある人達が対象。
中には10年以上在籍していたり、1週間で辞める人もいるので中央値はこれくらいかな?という数値である。

離職率が高いか否かは業界にもよるが、低くはないだろう。
これは業務の特性上、転職することのデメリットが少ない背景もあると思う。

例えば店舗運営に限っていえば極端な話、どこの会社でも作業の流れはほぼ変わらないのだ。
同じECモールに出店している会社であれば、使用するシステムは変わらない。
楽天であればRMS、アマゾンであればセラーセントラルといった用意された店舗運営システムを使用するのだ。

逆にメリットは、様々な会社の商材や物流を学べる。
使用する店舗運営システムはどこの会社も同じだが、扱う商材や物流・戦略に関しては会社によって違う。
これらを学ぶ機会が得られるのは大きい。

転職する実績のある人であれば、
“実力を試したい” “キャリアを築きたい” と考えて自由度の高い中小や零細企業に転職する人が多いと思う。私もその中の一人だ。

もちろん、戦力外などの理由で「退職してください」といったプレッシャーをかけられている人も見てきた。
流動性があるので、すぐに応募が来るのだろう。

実力のない人は淘汰され、実力のある人は実力試しに転職する、これが離職率が低くない原因かなと思う。

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