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なぜか学生運動 天安門 いちご白書 安田講堂

午前中は訳もなくYouTubeで文化大革命、天安門事件についておさらいしていた。中国の権力闘争は学生を利用した。最初は毛沢東だ。学生側に立っていた鄧小平が権力闘争に勝利し、学生を抑え込み、今につながるまで。毛沢東、周恩来のバランス、江青、近衛兵、趙紫陽、華国鋒、温家宝、江沢民そして資本主義の頂点に立つ中国流社会主義。※

午後ニンニクたっぷりの塩ラーメンを食べた。テレビをつけたら番組を回せなくなる。たまたま映画「いちご白書」をやっていた。有名なのはあの歌のせい「いちご白書をもう一度」ユーミン、大嫌いな親父が大嫌いなカラオケで歌っていた。奴らのせいで人生の楽しみを奪われた。ピアノも、数学も、ゴルフも、カラオケも別に嫌いになる必要はない。強制され、ひどいことを言われ、踏み躙られた。奴らとは、両親のことであり、政府のことであり、資本主義だ。保守主義の権化のような男が、こんな歌を歌うのは、若い頃に「赤旗」「中央公論」を読んでいたから?なんだろうか。日和見のクソ権威主義者。俺は一度人生を失った。

ここまで書いて、「いちご白書」の主人公サイモンはガールフレンドと別れた。ビル・ゲイツに似ている。金髪マッシュルームで、ボート部に所属する。さて、この空気感 この時代のアメリカの映画の独特な雰囲気、スカスカして気持ちがいい。アメリカンニューシネマってやつだ。
ユーミンは歌う
「授業を抜け出して二人で出かけた」
「就職が決まって髪を切ってきた時」
サイモンは言う
「こんな大学吹っ飛べばいい」 
「無力な自分は嫌だ」
「傍観者になりたくない」
「国が腐ってる」
「夢をとり戻す」
「いいそのこと軍隊に入って赤ん坊を殺せよ」 
「ボビーを忘れるな 50セント」
「僕はまだ20歳だ」
「もう一度だけこの国を信じる」
サイモンはガールフレンドと街に出かける ボブディランのポスター、チェ・ゲバラ、マーチン・ルサー・キング、ジョージ・ハリソン、レコードをきく、キスをする、悪い予感がする、黒人に囲まれる、カメラを壊される、無力感から抗争にのめり込む、当局は催涙弾で弾圧する、ジョンレノンの「平和を我らに」がかかる、サイモンは警官の中に飛び込む。サイモンは巻き込まれただけだ。状況に。考えもなく。ただ、彼や彼の友人たち、ガールフレンドとのコミュニケーションが気持ちがいい。少なくとも生きる意味がある。

終わった後、東大安田講堂事件のドキュメンタリーがかかる。学生による反体制の映像が畳み掛けるように僕に届く。学生の反抗 体制との戦い 革命運動 スチューデントパワー 自由と解放 そして 全ては破壊される 今は瓦礫の上にいる。 
生活のために僕らは 多くのものを捨てた。
ここで考え直せ、とメディアの神は僕に言う。
考え直せ
何を
一体どこに
これから何が 


※5ヶ年計画の失敗、<毛沢東>失脚 <劉少奇>による★市場経済の活用、ブルジョワに妥協した、毛沢東の論文によりプロレタリアート文化大革命、<林彪>によって学生中心の近衛兵組織、徹底的にインテリとブルジョアを弾圧、原始共産主義に戻そうとするが失敗、<林彪>は<毛沢東>を裏切り失脚、<毛沢東>死去。四人組の<江青(毛沢東の妻)>が権力握る、<周恩来(鄧小平)>は★市場経済に近い。76年に毛沢東死ぬ、天安門事件で<華国鋒>と<鄧小平>は学生側につく、しかし学生殺しで失脚、<鄧小平>No1に 社会主義的★市場経済、経済と政治がマッチしなくなる <李鵬>(保守)は、自由を認める学生を弾圧、対<胡耀邦>死ぬ。89年<趙紫陽>が学生側につき天安門事件、<李鵬>勝つが、学生殺しで失脚、<江沢民>を上海から引っ張る。→胡錦濤→習近平が21世紀の中国を作る。<鄧小平>は学生側だったが、チベット、ウイグル分離主義者を許せなかった。資本主義的な要素を入れ、分離主義者を許さない、それが今の中国。周恩来から鄧小平そして江沢民に引き継がれた。市場が強く、全体主義の特別な国。

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