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長く続く商売の「真・基本原則」3つの流れ

「問い」のある人生を送っていると、ある瞬間にふと「そういうことか…」と急にものごとが自分の中で体系化されることがある。

インスピレーションにも近い感覚。だけど、それよりもうちょっとダヴィンチ的というか、世の中の自然構造に近づくイメージだ。

今回見つけたのは、長く商売を続けられている人たちに共通する3つの「真・基本原則」だ。


そこに至るまでに私の脳内を刺激してくれた3人のメッセージをまずご紹介したい。1つめ。

ただ熱狂し、狂う。自分の好きなものに情熱をもってひたすら入れ込む。面白い、面白くないの基準なんてないんだから、偏愛でいい。その後に、その熱狂が独りよがりなものにならないように、人の感情を丁寧に想像し、自分以外の人にも伝わるようなストーリーに乗せていくのだ。
引用:『死ぬこと以外かすり傷』著:箕輪厚介


これは私が商品やサービスを作るときのプロセスとまったく一緒だったので、「これで良かったんだ」という妙な納得感があった。

というのも私は、かなり自己中心的だ。

まずは自分が作りたいもの、売りたいものを作る。売れると分かっていても自分がそれに熱中できそうにないときは売らない。特に私がつくるサービスというのは人とのかかわり合う領域が多いから、少しでも雑になるとお客さんに失礼だし、自分の人生も楽しくないからだ。

ただ、どんなに最高の企画を思いついてノートいっぱいに夢が広がっても、それを欲しいと思われなければいけないし、それ以前の段階で「認知」されなければいけない。

現代人の「スルー力」はハンパない。スマホの画面をスクロールするような時速100km のスピードでスルーしていく。その中で目に止まり認知させることは一定の技術力が必要になる。

認知されたあと、じゃあどうやって「欲しい」と思ってもらうかというと、相手へのメリット(win-win)を考えること以上に、自分がどれだけワクワクしているのかという「思想」を伝える。

このサービスが広がったあとの世界の魅力をとことん伝える。この訴求メッセージが「思想」となり、共感者の人たちへ届いていく。


次に私を刺激したのは、こんな文章だ。

「契約」「契約」「お金」「お金」と短期的なゴールにとらわれず、

1) 自分がビジネスを通して何を伝えたいのか
2)お客さんの必要なものを知ろうとすること
3)必要なことを提案する真摯さ

このマインドセットで、あなたのビジネスはシンプルになるのかもしれません。

引用:ふりーちあかおりさんのメルマガ「2018年9月29日号」


最初の箕輪厚介さんの言葉との違いを比較してみたい。

箕輪さんは「熱狂」といった。ふりーちあさんは「ビジネスを通して何を伝えたいのか」と表現した。

矢印の向きが for me なのか、for you なのかという違いこそあれど、そこに「熱い想い」が乗っていることには変わりない。


そして2番目と3番目の台詞を比較。

箕輪さんは「人の感情をていねいに想像し、自分以外の人にも伝わるようなストーリーに乗せていく」と語り、

ふりーちあさんは「お客さんの必要なものを知ろうとすること」「必要なことを提案する真摯さ」と説明した。

共通する部分に気づいただろうか。言葉を変えれば、相手の頭の中を想像し、それがちゃんと届くように、認知されて心にも響くように書く、話す、伝える、ということになる。

もうここに、自分だけの「独りよがり」は存在せず、相手あってのコミュニケーションの概念が誕生している。


田端氏は著書『MEDIA MAKERS』の中でこう綴っている。

ここで強調しすぎることのないくらい大事なことは、「メディアは必ず、受け手を必要とする」ということと、コミュニケーションにおいては「受け手こそが王様」であるということです。


そして最後に、芳月健太郎さんのメルマガ(2018年9月29日号)より、こんな言葉を引用させていただきたい。

ひとつは、「あ、何か反応がイマイチ・・・」とすぐ不安になってコンセプトを根こそぎ変えてしまうタイプです。ちょっと反応が出ないくらいで、あっちのコンセプト、こっちのコンセプトとやっていたらそりゃあ、ダメです。こうなる人は、根っこのところで自分を信じられない人が多いですね。
もう一つ今度は、反応がイマイチでも「頑として変えないタイプ」です。それじゃ反応はでないんだけどなぁとなっても、 改善しなければずーっとそのままですね(というか、ジリ貧になるはずです)。市場のニーズを汲み取れない。クライアント視点がお題目で終わる。体でわからない。わかろうとしない。


ここまでを読んで、今日私が伝えたいと思った「長く続く商売の『真・基本原則』3つの流れ」は見えただろうか?


つまりはこうだ。

まずは自分の「熱狂」から始まる。それがfor me であって、for you であっても構わない。それがステップ1だ。

次に、for me だろうが、for you だろうが、それを届けたい人に届ける必要がある。ここではどちらにせよ相手の頭の中や感情を想像するイマジネーションが必要になるし、場合によってはかなりの確率で実際にお客様へのヒアリングやアンケートが必要になる。

仮商品(30点商品)を色々な人に伝えたり、プロモーションを打ったりして、響く言葉、反応するキーワード、求めているニーズをていねいに集めていく。根気のいる作業だ。時にはここで数か月、数年を要するかもしれない。

だけど、自分が「熱狂」しているものを「伝える」ためにはこれぐらいの忍耐が自然に発揮されなければならない。


映画『君の名は』のコンセプトをご存じの方は思い出してほしい。

「想いと願いを他者に届けようともがくこと」

なのだ。

この「もがく」ということに時間がかかるし、このもがいている時間そのものを愛せる、または無視できる人だけが、次のステップ3へと進める。


ステップ3はもう、こちらからできることはほとんどない。

相思相愛の目の前の相手に向かって告白するだけだ。「こちらが、あなたのお求めの商品です」。


長く続く商売の「真・基本原則」は実にシンプルなことがお分かりいただけただろうか。

もしステップ1の「狂愛」のフェーズをクリアすることなくステップ2へ移った場合には、単にモノを営業力によって売れればいいという金稼ぎのモデルになってしまうし、ステップ2を愛せない、もしくは無視できない人間は、机上でコンセプトを繰り返しては「誰も分かってくれない…」と簡単にあきらめてしまう、よくありがちな成功しない人のパターンを踏襲することになる。


特にこれからの時代は「達成・快楽・没頭・良好な人間関係・意味合い」という5つの幸福欲求のうち、最後の3つ、

「没頭」「良好な人間関係」「意味合い」に重点が置かれているという。


あなたを没頭させ、

顧客に「買うこと」の意味を与え、

お互いに良好な人間関係を築けるような商売、ビジネスモデルを、あなたは描けているだろうか?


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株式会社ソレナ代表取締役(CEO)。ライティング領域の広報PR/採用支援/販促支援が領域。CSO(Chief Storytelling Officer)が持つ、企業における『ことば』の役割を追求しています。noteでは文化とメディアの関係について考察。文化経営総研を運営してます。