How We Have Started Our In-House Localization Team for App Store Optimization
■ はじめに
こんにちは！Repro Growth Marketerの 稲田宙人(@HirotoInada)です！
本noteは2020年5月13日に開催された “ASO Conference2020” の世界最速・日本唯一のRecap記事Vol.9です！
ASO Conferenceとは？
世界60ヶ国以上から総勢1000名以上が参加する、ASO(アプリストア最適化)のみにトピックを絞った世界最大級のカンファレンス。
今回で3回目の開催を迎え、総勢20名以上のプレゼンターがASOの最前線のノウハウを共有し、熱い議論が交わされ幕を閉じた。
Recap Vol.9のテーマとスピーカーは以下の通りです。
■ テーマ
34言語を対象にしたローカライズ施策をインハウスで実施するには
■ スピーカー
Seyma Cam - Product Partnership Specialist @ VLMedia
1. ローカライズのプロセス
我々は34ヶ国を対象にアプリを提供しており、その全てのローカライズ作業をインハウスで実現している。
ローカライズの作業には3段階が存在し、まずは競合アプリの分析から実施する。
具体的には、その国の人々がどのような言い回しや心理でアプリを検索しているのかを探るために、競合アプリが設定しているキーワードは勿論、スクリーンショット内のテキストの大きさや色まで含めて徹底的に分析した。
次に、実際のGooglePlayでの検証実施である。驚いたことにローカライズを初めてした結果、非ローカライズ版と比較してDL数が26.6%も上昇したのだ。
その後も我々は、それぞれの要素を微調整し継続的に検証を繰り返している。
最後に実際の検証結果をASO施策として落とし込む段階だ。
スクリーンショットの最適化の例を紹介しよう。このスクリーンショットの検証によりコンバージョン率は、最適化前と比較して46％上昇した。まず、大きな変更点としてはスクリーンショット内の人物画像の変更から始めた。そこで効果を得たことで、その次はテキストやステッカーの位置などもっと細かい部分を検証を進めて最終的に前述の成果をあげることに成功した。
2. 効果
ここまでの話を総括してローカライズのメリットをまとめる。
ストアのキーワードやスクリーンショットの最適化により、検索後のコンバージョン率及びDL率が上がるのは前述の通りであるが、それ以外にもリテンションレートやアプリ内の売り上げなど、流入後の指標にも改善が見られた。
また、Eメールや広告経由のコンバージョン率も上昇したことで、ユーザー基盤の拡大にも大きく貢献をした形となった。
3. インハウスツールの開発
冒頭で述べたように我々は34言語と多言語展開であったために、このローカライズの作業を効率化するために自社で進捗管理ツールを作成することにした。国ごとのキャッチコピーは勿論、ストアでのキーワード設定内容からスクリーンショットの文言まで一元管理を行いローカライズ作業の効率化を実施した。
翻訳チームの翻訳が全て同ツール上に格納され、確認から承認・公開までの進捗が言語ごとに一覧で見れるようになり、効率は大きく上昇した。
ローカライズは工夫をすれば、工数をあまりかけずに大きく成果が出るため、まだしていない方は是非チャレンジして欲しい。
----------
Twitterでは獲得領域だけでないアプリのグロース全般に関する発信を行なっています！ASOに関する最新情報やティップスも発信中なので是非フォローしてください！
良ければシェアやフォロー頂けると嬉しいです！
また、ご意見やご質問があればお気軽にどうぞ！
https://twitter.com/HirotoInada
----------
Reproはこの度、ASO（アプリストア最適化）に必要なノウハウと工数をカバーするツール「ASO Insight」をリリースしました。
キーワードを含めてタイトル等をどのように作成するかはマーケターの手作業でしたが、「ASO Insight」では、アプリタイトル等の要素を独自のアルゴリズムに基づき自動生成で生成します。
ASOで数々の実績を出してきたReproのASOエキスパートのノウハウが反映されるアルゴリズムとなっており、プロに運用委託するのと変わらないレベルの提案が得られます。
ASOにかけるリソースやノウハウがないという企業にとっては、非常に有望なサービスとなっています。
ご興味のある方は、まずは、アプリのASO状況を分析する「ASO無料診断」をお気軽にお申し込みください！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？