2020-6-28 日記. ベンチャー企業の研究者: インターネットを推し進めたら研究室の機能はどこまで分解できるか.

研究室には色々な機能がある. 少しの間考えてみたい.

用語は書きながら考えているので, 他の日記で推敲する事にする.

1. 研究費を持ってくる. 研究提案能力

2. 提案したプロジェクトを完遂する. 完遂能力

3. 提案したプロジェクトの実行をする. 実行能力.

4. 複数のプロジェクトを遂行する道具を保持をする. 道具保管能力

5. 研究室アウトプットについて説明を行う. 宣伝能力.

6. 事務的な処理を行う. 事務処理能力

7. 仲間としてや研究としての一体感を生み出す心理的な交流を増やす. 心理的交流能力

ここら辺だろうか.

これまでのコロナの状況で, 自宅で4.をどこまで代替できるかで1.-6.は代替可能かという気がする. 

ただ, ほとんどの他の社員や研究者の人たちとの交流はなくなるので, 7.はほぼなくなっている.

fMRIの実験などで言えば, 4.は自宅ではできない. ので, 4.と7.は今の所だいたい不可能だ.

理研の柴田さんと金井さんがtwitterで書いている話を見ながらふと思った.

7.の副次的な機能として, ハブ能力みたいなものがある気がする. 研究室という名前がブランドとして存在する事で, 訪問客には研究室に連絡するだけで, 何人かのメンバーと知り合うことができる. 

7.についてはさらに分解できるような気がしてきた. 名前といっても, 現実に訪問できる相手や場所があることが前提となっている. 

これは完全には今の所消えることはないか.

オンライントークも増えているけれど, 今の所お互いのコミュニケーションを促進したり, 雑談が増えるようなところにまでは持っていけていない気がする.

研究者は同僚関係というより, 仲間関係という気がする. よくお互いに飲んだり, 食べたりする. それがいらない人たちもいるけれど, 研究エンターテイメントの一つがそういう時の雑談だった.

それが今失われているのは寂しいと思う.

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