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岡田ヒロシの音楽コラム

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岡田ヒロシが執筆した音楽ネタのコラムです。ほぼ洋楽ロックが中心です。
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2021年9月の記事一覧

The Police「Ghost in the machine」世界制覇を予感させる充実作

The Police「Ghost in the machine」世界制覇を予感させる充実作

リリース40周年、ポリスの意欲作『ゴースト・イン・ザ・マシーン』今から40年前の1981年10月2日、ポリスの4枚目のアルバム『ゴースト・イン・ザ・マシーン』がリリースされた。

本作ではシンセサイザーやホーンが導入され、複雑なアレンジが施されており、それまでの作品からグッと大人っぽい作品となっている。

アレンジの幅が広がったことは、楽曲にバラエティをもたらし、スローで落ち着いた曲想やファンキー

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プライマル・スクリーム「スクリーマデリカ」

プライマル・スクリーム「スクリーマデリカ」

プライマル・スクリーム「スクリーマデリカ」に宿る雑食性とロックンロールスピリット1991年9月23日リリース!
祝30周年です!

というわけで、「Re:member」というサイトに岡田が書いたプライマル・スクリーム『スクリーマデリカ』に関するコラムが掲載されました。

↓リマインダーのコラムはこちら!

ロス・ロボス「Native Sons」

ロス・ロボス「Native Sons」

ロス・ロボスの新作『Native Sons』がカッコイイ!今更、説明不要だろうが、ロス・ロボスは、ロサンゼルス出身のベテラン・バンド。
映画『ラ・バンバ』の同名主題歌がNo.1ヒットになり、その名を広く知られるようになった…というのが、日本での一般的なロス・ロボスに対する認知だろう。

その「ラ・バンバ」もリッチー・ヴァレンスのカバーで、チカーノとしての自らの血筋というルーツを確認する大きな意味合

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ゲット・アップ・キッズ「Four Minute Mile」

ゲット・アップ・キッズ「Four Minute Mile」

出会いはイライラの連続ゲット・アップ・キッズは、私が夢中になった最後のロックバンドかもしれない。

1997年にリリースされたファースト・アルバム『Four Minute Mile』との出会いは印象深いものだった。

忘れもしない西新宿の輸入レコード店「ラ○・トレー△・ショップ」の店内でかかっていたのが初対面だった。
ほんの少し聴いただけで、スーパーチャンクみたいだなと感じたが、声は全然違う。

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シティロック名盤「Char」

シティロック名盤「Char」

シティポップがあるのにシティロックがないのはなんでだろう?昨今、大人気のシティポップ!
狙っているところはよく分かるし、コレクター心をくすぐる感じも決して嫌いじゃない。
でも、なんだろ?
何か足りないんだよな…

そう、ロックが足りないんだよ!

シティポップがあるのにシティロックはないのって不思議だと思いませんか?

そんなわけで、シティロックの名盤って何だろうと考えてみた。
そして、出た私的結

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