ものぐさ太郎読書日記〜7月篇
「アラビアン・ナイト1」(東洋文庫)
世の中には読まれざる名作(大作)というのがあると思うんですが、ワタクシの理解ではそのなかの一作「アラビアン・ナイト」に挑戦することにしました。いくつかバージョンがありまして、東洋文庫のカルカッタ第二版にしました。枠物語という「物語の中で登場人物が語る物語」が次から次へと出てきてまるでお話のマトリョーシカみたいに大きなボリュームを占める構成がとても面白いです。あと、元々の設定としての「若い女性を妻にして殺す」王様の抜き難い女性憎悪のエピソ