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ものぐさ太郎亜米利加活弁日記・番外篇〜大隈先生っ!お世話になりました〜

21日にわたる「The Art of The Benshi」ツアーを受けて、早稲田大学大隈記念講堂での凱旋公演が、帰国して3日後の4月26日に開催されました。贅沢にも、アメリカでやった五つのプログラムとはまた違った、早稲田だけでやるプログラム6です。

ワタクシというと、なんとなく一日中眠いという状態がツアーの最中から続いていたのですが、帰国しても変わらず、んん、これは時差ボケというやつなのか、単なる寝不足なのか(睡眠が足りていないのは確かだったので)と判断を下せないまま、凱旋公演を迎えました。

ところがここで大事件!ツアー終盤から調子の悪かった大森弁士の腰が、帰国直後についに悲鳴をあげてしまったのです!とても東京まで来ることが出来るような状態ではないということで、急遽一門同期の山内弁士が代役で掛け合いをすることになりました。

迎えた26日。

一部改修工事中でした。

控え室で掛け合いの合わせなど軽くリハーサルをしてーーお弁当をいただいて。

大変美味しゅうございました。

で、その前に、小講堂(コグマと呼ぶらしいです)で今回のツアーの報告も兼ねたトークショーがありまして、司会は演劇博物館館長の児玉先生、ツアーに帯同して本番では英語字幕を説明に合わせて出すという至難の業もやっていただいた柴田さん、片岡さんとワタクシが登壇いたしました。事前に特に話すことを決めていたわけではないので、児玉先生の促されるままに……なんとか無事終えることが出来てよかったですがーー最前列に師匠が座ってらしたのが緊張感増し増しでしたねえ^^;

というわけでプログラム6↓

「生さぬ仲」(掛け合い)
「刀の誓い」(片岡)
「Sweetie」(片岡)
(休憩)
「突貫小僧」(片岡)
「血煙高田馬場」(山城)
「豪傑児雷也」(掛け合い)

なにしろツアー前は「いやー、平日の夜に1000人か……1000人ねえ」と弱気だったのですが、ツアー終盤に予約で1000人越えたという報で盛り上がり、帰って本番を迎えたらなんと1200人!前説で片岡さんがお客さんをうまく乗せた効果もあって「刀の誓い」からドカンドカン受けまして、その熱は休憩明けも冷めませんでした。ツアー中「前説明王」の称号をいただいたワタクシも、天狗の鼻を折られることなく、つつがなく前説、中説とも追えることができました。

いや、それにしても1200人のお客様の前で映画説明をするなんて、滅多にない(どころか、少なくとも今までワタクシは経験したことがありません!)ことなので、出番直前はなんだかフワフワした気分でしたが、始まればあっという間ですね。

終演後の記念撮影。もっとあるけど出し惜しみをしています。

今回のツアーは結果的に大成功といえるのではないか、と思いますが、ここからの展開がおそらくもっと大事だと思われます。2019年の1都市一週間のツアーが5年後5都市三週間に拡大されたように、これからより世界に向けて繋がって行くようにーーその種子がしっかり蒔かれたかどうか(ワタクシがそのささやかな一助を担えたかどうか)ーーそれをドキドキしながら(かつ精進しながら)待ちたいと思います(ワタクシなりに虎視眈々とw)。

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