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2023年5月の記事一覧

私が子どもであったときには

私が子どもであったときには、子どもとして話し、子どもとして考え、子どもとして論じましたが…

幸福のむずかしさ

河合隼雄 もういっぺんちゃんと幸福論を考えなきゃいかんですね。 中沢新一 日本人の幸福論っ…

貨幣と神

河合隼雄 ヨーロッパの人に僕が「あなた方、本当に本気では、一回限りの復活を信じられないで…

現代の幸福

河合隼雄 そうすると豊かな時代における仏教、あるいは豊かな時代における仏教的幸福とかいう…

日本人のなかの無意識の仏教

中沢新一 日本人はひょっとしたら、いま世界でいちばん不幸せな民族になってしまっているので…

仏教の「楽」

中沢新一 チベット人のお坊さんから、ぼくが最初に学んだのは、「仏教とは楽になるための正し…

癒しと否定

中沢新一 「癒し」というのは、「否定」の問題でいうと、どのあたりに入りますかね。まあ「癒し」もいろいろなパターンがありますが。 河合隼雄 「癒し」については本格的にはぼくもわかりにくいんですけど、いま「否定」という話でしている実感ではなかなか言いにくいんじゃないでしょうかね。むしろ「癒し」というのは肯定感情につながるでしょう。 中沢 親鸞の話ですが、日本の仏教が親鸞までいくと、結局、日本人が、それこそ縄文時代から持っている自然感覚とか、人間についての思いとか、そういう場所

学校に行かない子どもたち

中沢新一 いまの子どもたちは一種のプチグノーシスをやっているんだと思います。「この世界、…