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受験国語 日本文学史【明治時代】

🧡明治~昭和の日本文学史を4回に分けて解説します。
🧡受験では、著者名・著書名をつなげる問題が多いです。
🧡教科書・テストに出やすい作品を取り上げていますから、受験に出た場合も「ああ、あの話か」と、早読みすることが出来るでしょう。

福沢諭吉 「学問ノススメ」
明治政府が新しくできて、国造りの基本として、教育に力を入れるべきと考えた福沢諭吉。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言えり」は有名ですね。慶應大学を創設なさいました。

幸田露伴 「五重塔」

教科書にとりあげられていました。どうしても自分一人で五重塔を造りたいという弟子と、それに腹を立てながらも気持ちを理解してゆずる親方。それを見守るご住職が、塔が出来上がった時に「この塔は親方と弟子が二人で建てたものだ」と書いたはラストは、感動的。

樋口一葉 「たけくらべ」

たけくらべとは、背丈をくらべながら主人公たちが成長していったという意味です。幼友達のふたりが成長して、心ひかれ合いながらも男の子は僧侶・女の子は夜のお仕事と、別々の人生を歩いていくというお話です。

島崎藤村 「破戒」

小学校の教師をしていた主人公が、身分制度による差別を「破戒」し、それによる自分自身の苦しみを「破壊」すべく、生徒たち・同僚に自分の出身階級を宣言する。

伊藤左千夫 「野菊の墓」

いとこ同士の民子と政夫が、周りの大人たちの偏見で引き離される。いやいや嫁いで子供を産んだ民子が、実家で亡くなった時、手に政夫の手紙が大事に布にくるんで握りしめられていた。純粋すぎて「好き」とも言えないんです。「民さんって野菊のようだ」としか。だから「野菊の墓」

夏目漱石 「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「こころ」

〇「吾輩は猫である」 ネコが、ご主人や遊びに来る友人のことを、あれこれ批評する話。脳みそが小さい猫が、メチャクチャ頭の中で論破してるのが笑えます。

〇「坊ちゃん」 教科書に初めの部分だけ、取り上げられています。「子供の頃から無鉄砲で損ばかりしている」でしたね。後半は大きくなって、松山に教師として赴任する話。小中学生は読まないほうが良い。先生不信になる。

〇「こころ」 お互いに、たった一人心を許せる親友と、同じ人を好きになってしまう苦悩。

森鴎外 「高瀬舟」「山椒大夫」「舞姫」

〇「高瀬舟」 
貧乏暮らしの立った二人だけの仲良し兄弟。弟が病気で寝付いてしまった。兄が帰ると、弟はのどに刃物をあてて死にきれないでいた。兄は弟に乞われるままに、刃物を抜いてあげる。囚人を護送する高瀬舟の中で、役人がその身の上話を聞く。

〇「山椒大夫」 母と幼い兄妹が、人買いにさらわれ離れ離れになるが、大きくなってから、母をさがしに行く。老いた母は「安寿(あんじゅ)恋しや、ほうやれほう。厨子王(ずしおう)恋しや、ほうやれほう」と歌っていた。

〇「舞姫」 ドイツに留学した主人公は、貧しい踊り子をかわいそうに思い助けてあげていたが、急に日本から「帰国せよ」と命令が来て、舞姫と悲しい別れをする。

原作を小中学生のうちに読む必要はないと思います。大人の本は「毒にも薬にも」なります。高校生以上になってから読んだ方がいいでしょう。
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