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朝のコーヒー

朝起きて、まず湯を沸かして飲むコーヒーが私の習慣。
コーヒーを飲み始めたのは高校時代。喫茶店でのアルバイトがきっかけだった。アルバイト先の店長は店が暇になるとドリップしたコーヒーを飲ませてくれた。
最初はミルクも砂糖もたっぷり入れて飲んでいたけど、『ダイエット』を意識するようになってからコーヒーには何も入れないで飲むようになった。
すると、コーヒー自体の味が分かるようになったし、少し大人に近づけるようでコーヒーを飲むことがますます好きになった。

大学を卒業して就職を機に一人暮らしを始めた時、実家においてあったサイフォンを貰って一人でゆっくりコーヒータイムを楽しんだ。
豆にもこだわるようになった。

卒業して就職、就職して7年後に結婚。
結婚後も仕事は継続、そして朝のコーヒーも続いた。
さすがにサイフォンで立てるほどの余裕はなかったけど、ドリップコーヒーを楽しんだ。
湯をドリップしたときに広がるコーヒーの香りが心を豊かにしてくれる。

結婚して3年目に最初の子供を出産して以降、育児休暇と復職を繰り返し
3人の子育てと仕事を両立してきた。
それぞれの産前産後しばらくは、コーヒーを飲むのをやめたりノンカフェインのたんぽぽコーヒーなるものを飲んだりしていたが、乳離れしてから再開した。

育児休暇を終えて仕事復帰するとますます忙しくなった。

通勤前に子供を保育所に送る時間が必要だから朝のスタートはどんどん早くなる。保育園に子供を送り込むだけではない。保育園に着いたら、その日の衣服、おむつの準備、汚れ物を入れるビニール袋を所定の場所につるしたり、検温して記入して。。。
休み明けの月曜日は持ち帰った布団を押し入れに入れる作業が追加される。天気が良ければテラスに布団を干すこともしなくてはならないが、最難関はバイバイの時。すんなりバイバイ出来ればいいけど、泣き叫んで中々離れられない時もある。なのでどのパターンでも対応できるよう時間に余裕を持って出掛ける必要があり、朝にドリップコーヒーを入れる余裕はなくなり、
いつしかインスタントコーヒーになってしまったけど、私の習慣は続いた。

もちろんドリップの方がおいしいと思うけど、コーヒーに求めるのは味だけではない。コーヒーを飲むことで得られる心の余裕なんだと思う。
たぶん、タバコを吸う人に通じるのではないかと思っている。
食後の一服同様、朝のコーヒーは私に至福の時間を与えて心を豊かにしてくれると思っている。

3人の子供たちが巣立ち、手を離れた今も朝のコーヒーは続いています。

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