久高島
いつか訪れてみたいと願っていた久高島。
呼ばれた人だけが行けるという久高島。
やっと行くことができました。
今回、茨城から沖縄に初めて旅行に来たEの一番行きたい場所が久高島だった。ついにチャンスが訪れた、と嬉しかった。
久高島は、神の島。
琉球開闢の祖アマミキヨが天から降り立った聖地。
斎場御嶽の三庫理(サングーイ)から望むことのできる島は、久高島。そこから、久高島を拝む。現在、斎場御嶽の三庫理には立ち入れない為、かなり昔に観光に来た時に、三庫理から久高島を見た経験は、今となってはとても貴重な経験だ。
その時から、いつか久高島に行ってみたいと思っていた。それが、やっと叶う。とても嬉しかった。
やっと呼ばれたんだ。
(1)安座真港
久高島へは、安座真港から船で渡る。
フェリーと高速船が運行している。時間を調べずに訪れたけれど、ちょうどいい時間に安座真港に到着できて、歓迎されている気分。ありがたい。
久高島について、事前にガイドブックを見てみたけれど、詳細はよく分からなかった私。でも、大丈夫。安座真港でフェリーのチケットを購入すると、久高島の地図を頂けます。ありがたい。
フェリーくだかIIIに乗船し、いざ久高島へ!
(2)レンタサイクル
フェリーで約25分。久高島の徳仁港へ到着。
海も綺麗だし、あっとゆうまの船旅でした。
徳仁港には猫たちが。
まずは、自転車を借りよう。安座真港で貰った地図には、貸自転車のお店がいくつか掲載されているけれど、船を降りた人達の列について行く。
今回は、久高海運事務所船待合所で自転車を借りた。2時間700円だった。安い。
自転車を借りたら、いよいよ久高島を巡ります!
(3)腹ごしらえ
久高島は、イラブー汁が有名らしい。だけど、今回はサーターアンダギーでエネルギー補給。
けい食堂で、サーターアンダギーを購入。
食べたら、出発!
最初に目指すのは、伊敷浜!
(4)伊敷浜
黄金の壺が流れてきた霊地とされる伊敷浜。
地図を頼りに、到着!
とってもとっても気持ちいい場所だった!!
大自然!!って感じ。
ちょうど観光客の人達もいなくて、貸し切りだった。嬉しい。心ゆくまで、伊敷浜を堪能し、とても満たされました。
(5)ウパーマ(星砂の浜)
カベール岬を目指して、自転車を漕ぐ。
途中、ウパーマに寄ってみる。
伊敷浜とはまた違った風景が広がっていた。こちらはゴツゴツとした岩場が多かった。
ウパーマからカベールへ。真っ直ぐな道が現れた時は、思わず声を上げて喜んでしまった。最高だ!
(6)カベール岬・ハビャーン
島の最北端にあるカベール岬に到着すると、ハビャーンという案内板があった。
調べてみると、島の人は、カベール岬を「ハビャーン」と呼ぶらしい。
ハビャーンを散策していると、浜辺で海に入っている人たちがいた。
久高島で、海に入りたい。
私も、その願いを叶える。
足だけ海に入り、ご挨拶をする。
茨城から沖縄に移住し、ついにここ久高島に来ることができた感謝を伝える。
波は案外強く、前だけでなく、岩に当たって跳ね返ってくる波が左後ろからも戻ってくる。
波に洗われながら、しっかりと、ここに立つ。
何度も波に揉まれていたら、
地球に生まれてよかった。
突然、そう思った。
ハビャーンは、琉球開闢の祖アマミキヨが降り立った小浜と言われていると、久高島から帰ってきてから知った。安座真港で貰った地図にちゃんと書いてあった。
あの浜が、そうだったんだ。
アマミキヨの降り立った霊地と伝えられている小浜で、地球に生まれて良かったと感じられたことが、偶然とはいえ、とても神聖な体験のように感じられた。
小さな視点ではなく、大きな視点で見る。
宇宙の視点。
地球という惑星に生まれたこと。
それって、とっても、凄いこと。
もっと地球を、満喫しよう。
そんなメッセージなのかな。
アマミキヨさま、ありがとう。
(7)クボウウタキ
まだまだ久高島の海を見ていたかったけれど、自転車を返却する時間が迫って来ていたのもあって、急いで移動を開始する。
今年の7月に腕時計が止まった後、新しい時計を購入しておらず、沖縄のゆったり時間に染まっているのもあって、茨城にいた頃の私と比べたら、だいぶ時間にゆるくルーズになっている。良いよーな悪いよーな。
行きの自転車のスピードとは打って変わって、2倍速で走行する。40代女子の体力は、まあまあ凄い。
目印の記念塔をEが見つけてくれて、クボウウタキへ向かう。
クボウウタキは、地図によると「沖縄の七獄の一つで最高の霊地で男子禁制である」とのこと。
神聖な場所であることが、霊感のないド素人の私にもビシビシと伝わって来るようで、案内板の先には入れなかった。
クボウウタキの入口には、たくさんの蝶々が舞っていた。それも、とても神聖なことのように感じられた。久高島では、いろんな場所で蝶に出逢った。蝶を見るたびに、歓迎されて、祝福されているようで、ほっとして幸せな心地になった。
(8)迷い、彷徨う。
クボウウタキを後にして、自転車の返却時間が迫るなか、外間殿を探す。
地図を見ながら、自転車を走らせる。
でも、辿り着けない。
近くを通っているようなのに、見つけられない。
ぐるぐると久高島の路地を走るけれど、結局見つけられなかった。
またおいで。
そういうことなのかなーとEと話す。
地図を見たら、外間殿の他にも今回訪れていない場所がある。また久高島に来るチャンスを貰ったのかもしれない。
(9)サバニのソフトクリーム
無事、自転車を返却し、安堵したあとは、サバニでソフトクリームを購入。11月だけど、沖縄の日差しは強い。ソフトクリームは、すぐに溶け出す。
飲むようにソフトクリームを食べるのも、いいもんだ。おいしかった!
ちなみにフェリーは飲食禁止のため、ソフトクリームは持ち込めませんでした。ご注意下さい。
(10)斎場御嶽(セーファウタキ)
久高島から戻った後は、世界遺産「斎場御嶽」へ。
斎場御嶽でも蝶と出逢う。ありがとう。
現在、三庫理から久高島を望むことができない為、三庫理前の林を開いて、久高島を見ることがてきるようになっていました。
三庫理の警備をしているおじさんに、Eとの記念撮影をお願いすると、快く写真を撮って下さいました。ありがとうございます。
その時に、おじさんが、写真の光を指して、こう教えてくれた。
「ここに、神様がいるよ。」
素敵…!
久高島に行った帰りだし、斎場御嶽の三庫理の前だし、とても神聖で、素敵なものに出逢った気分でした。
警備のおじさん、素敵な言葉をありがとう。
久高島も、斎場御嶽も、
どちらも神聖で自然豊かな場所でした。
地球という自然。自然という生命体。
聖なるエネルギーは、宇宙に繋がる。
そんな最高な旅でした!
(11)お土産
安座真港の売店で見つけた久高島の本。
読むのが楽しみ。
おわり
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