キンモクセイ~2020年自作短歌26選~
短歌らしきものを3日間作り溜めてみました。もっと増えるかもしれないです。写真も差し替える可能性あります。まだ満開じゃない木が多かったので…。( )内は短歌のイメージソングです。
「青信号二回見送り天仰ぐ 秋の香りでハナハナ(花鼻)呼吸」(※デュオsong)
「秋の夜マスク外して遠回り 姿見えねど気配の香り」
「散歩道キンモクセイの香る風 探す嗅覚我(われ)犬になる 」(※米津玄師「感電」)
「虫の声窓辺の月に誘われて ふらり歩けば花の香(か)夜長(よなが) 」
「残せない香りを照らす十六夜の ぼんやり明かりも赤黄色かな」(※志村正彦)
「昼下がりキンモクセイの公園で 可憐なあの子パフューム(香水)小町」(※Perfume)
「マスク越し甘い香りに誘(いざな)われ どうやら幻嗅(げんきゅう)まだ蕾かな」
「甘だるい匂いに惹かれ蜜蜂は キンモクセイかキャラメルの木か」
「バス降りた瞬間気付くこの匂い キンモクセイの隠れ家並木」
「隠し味キンモクセイの香り添え チェリーごめんねプリンアラモード」(※AKBとかアイドルsong)
「月曜日眠い目こする空腹は キンモクセイの空気食む」(※ヨルシカ)
「下り坂自転車風(かぜ)に運ばれた 甘い空気に急かされ起きる」(※RADWIMPS)
「忙しない前方遠く赤黄色 違うよあれは染まった枯れ葉」(※BUMP OF CHICKEN)
「秋色の香水ミスト霧の朝 辺り一面華やぐ季節」
「常緑樹山吹色の小花咲き なんだあなたもキンモク精」(※セカオワ「スノーマジックファンタジー」)
「七日間キンモクスイカゲツニチド 遡る歌(うた)秋夏(あきなつ)響く」(※ラップ調)
「おむかいの金木犀と夕食の におい勝手におすそ分けかな」
「ご近所をうろつく鼻はキンモクセイ 不審者注意看板キラリ」(※スピッツ)
「西向きの窓風揺れるこの匂い 夕焼け空と同じ色彩花(か)」
「夕日色染まるその木は緑色 小さな夕日見よ集合花(か)」
「傘さしていつもの場所で待ってます 匂いたちこめ酔待(よいまち)時雨」(※まるで演歌)
「ふとん干しあの子のコロンいや違う キンモクセイの蜜の残り香」(※瑛人「香水」)
「この坂を一緒に越えたあの人の 代わりに隣かおりの吐息」
「色彩はマリーゴールド遠くない サイズ控えめキンモクセイ」(※あいみょん)
「キンモクセイ香る季節は夕日月 かぼちゃ枯れ葉と柿も保護色」
「臥待月やみ(闇/病み)に向かって走る道 香る信号スピードゆるめ」(※エレカシ)
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