「食べたものが私たちの体を作る」を実感、私の食生活の変化
植物療法を学ぶ目的は以前の記事で書いたのですが、健康な体を維持する為に「食事の大切さに」ついても触れておこうと思います。
私はフランスに来て食生活が変わり、体の不調があり、現在はかつてないくらい健康な毎日を送っています。その経過を書いてみます。
美食の国フランスでの食生活の変化
フランスに来た当時はパンやお菓子の美味しさに感動し、チーズやワインの種類に驚き、フルコースの食事、レストランやアペロの誘い。。。etc
最初は楽しかったんですよ。ところが4年くらい経った頃から、やたら胃腸の調子や、肌の調子が悪くなってきました。
そこで胃カメラを飲むことになったんです。結果は特に異常は見つからず安心したものの、食事を見直す必要があるなと思いました。
不調の原因はお肉やソーセージ、チーズ等を日本にいた時よりも多く摂っていたからだろうなと推測しました。そして食べる量や時間も関係していたと思います。
食生活の見直し
そこで、思い当たることを試そうと、以下のような食事の見直しをしました。
1、普段は牛肉を食べない。ただし付き合いもあるので、特別な時は少量をOKとする。鶏肉や魚は適量を摂る。
2、オーガニックの野菜、果物、豆類を多くを摂る。マルシェでオーガニック生産者から旬の物を直接買う。
3、食べたいものを体に聞く。食べたくなければ無理に食べない。人に合わせない。
4、コーヒーをやめて、ティザンヌ(ハーブティー)を飲む。
5、特別な日以外、お酒を飲まない。飲む場合はオーガニックワインを。
6、菓子パン、ケーキ、クッキーなどの甘いものを控える。間食をしない。
7、食べる量は腹八分目で。夜はなるべく早い時間に食べる。
体調の変化
オーガニックの野菜に拘り始めてから胃腸の調子が格段に良くなりました。
そして大事なのは旬の野菜を食べること。
冬には冬に、春には春に、夏には夏に、秋には秋に必要な栄養が旬の野菜からとれるようになっています。自然は偉大です、自然と共に生きれば良いのです。
フランスでは毎週どこの町でもマルシェ(朝市)が開かれています。
私は週2回のマルシェでオーガニックの野菜や果物、魚介類を買っています。
旬のモノしか売っていませんので、季節の変わり目をマルシェで感じることができます。
それと同時に牛肉を食べなくなったことも大きかったと思います。胃もたれがなくなりました。フランスには日本の様な薄切り肉が無く、肉の塊を料理するので消化するのに時間がかかるのかもしれません。
コーヒーをやめたのは、急に飲みたくなくなったからです。そして甘い物も以前ほど欲しなくなりました。体が必要でないものを教えてくれたのかもしれません。
今、何が食べたいのか、飲みたいのか、自分の体によく聞くことが大切だと思います。
惰性で食べたり飲んだりしているものはありませんか?
そしてなるべく家で作って、食べるようにしました。調理方法を工夫したり、塩や胡椒、香辛料、オリーブオイル選びにも拘りました。
香辛料の味や効能を知っていくと料理をするのが楽しくなります。
旬の新鮮なオーガニックの食材ほどシンプルに食べるのがオススメです。素材そのものの味を味わうと、より味に対して敏感になってきます。茹でた野菜に塩、コショウ、オリーブオイルだけでも、とても美味しくいただけます。
添加物の入った食品を意識してとらなくなりました。今では違和感があるので、添加物入りの物はすぐに分かります。
とにかく食の質を上げたんですよね。なにも高い食材を選んでいるのではありません。
よく「オーガニックは高い」と言われてますが、野菜や果物、お肉なんかはマルシェで小規模の生産者さんから直接買えば、新鮮なものが割安で手に入ります。
「どこで、どの様に生産されたものか」を知ること、要は食材の選び方の問題だと思うんです。
「食べたものが私たちの体を作る」は本当で、食のリテラシーを高める
ことが健康につながるのだと思います。
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