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【本を買うということ】



私は子供の頃から好んで活字を読むタイプではありませんでした
思春期になり"人生とは何か生きる意味とは"と疑問を抱いた時に買った本はありましたが、もっぱらアートを見る方が好きでした

母親になり、子育てという経験を通して
自分自身を見つめ直していく中で
評判の良い子育ての古本を
何冊か買うようになり
更に自分自身を高めたいと
実用書は買うようにもなりました
だけど、その本を買うという目的は
自分の問題解決の為であり
本の著者の事まで深く考えることは
無かったように思います

だけど、今回、興味をもった本
石井光太さんの新作"近親殺人"これを読んで
本に対する意識が変わりました

それは
石井光太さんはノンフィクション作家で
目を背けたくなるような事件も
直視して向き合ってこられた方
実際に当事者家族から話を聞いたり
少年院や病院などにも足を運んだり
実際に取材して事実を発信しようと
している方

今まで悲しい事故や事件を知っては
心を痛めて、その事件の当事者が
何故そうしなければならなかったのか
その一人一人の背景を知らないことには
何の解決も見いだせないと感じていて

だけど
その疑問を解決してくれたのが
石井さんの本

読みやすく
子育てと仕事の合間を縫って
一気に読んでしまいました

そして私にとって
石井光太さんの書籍の出会いにより

本を買うという事は
その作家さんを応援するという事
というのを感じました

石井光太さんを応援したい
そして石井さんの発信する情報から
目を背けるのではなく
その問題の原因は何だったのか
その問題を解決する為に
私たちが出来ることは何かあるのか

その思いから
今まで自分の為に古本があれば
それを買っていた私
だけど、それは作者や出版社への
利益にはならず、応援には繋がらない

私は石井光太さんの本は全て
新書を買う決意をしました

応援したい作家さんには新書を買う
そして情報の価値というもの
それをみんなにも知ってもらいたいと
思いました

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