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「無料なのに文句を言われる」「低額なのにさらに値切られる」は、発信が原因かも


「無料でやっているのに、文句言われた!」とか
「ただでさえ安いのに値切られた!」とか怒っている人って、発信が、そういう人を集めるようになっているケースが多い気がする。

今のお客様が、自分の発信の答えだと思う。


メリットばかり書いていると、「クレクレ」さんが来る


たとえば、「無料で〇〇に役立つ情報を配布中!フォローバック必ずします!」みたいなことが冒頭に書いてあるプロフィールだと、ああ、この人は情報をタダでくれる人なんだな、と認識される。

clubhouseなんかでも、「自分をフォローするとこんなにいいことが!」「無料でこんなにすごい情報発信しているからフォローして」みたいなノリだと、無料でいろいろやってくれる人だろうな、と認識されるだろう。

世の中に一定数いる「お金を出したくないけど、情報だけ欲しい」という人の気持ちを刺激して、そういう人が集まってくる。だってそう書いているから。


「無料でやる意味」を明確にした導線を作らないと消耗するだけ


clubhouseで無料コンサルみたいなことをしていたら、オンラインサロンの解約が増えた、という話を聞いて、それはそうだろうな、と思った。なぜ無料にするのか、その意味が明確になっていないと、今までお金を払って同じようなことを受けていた人から不満が出るのは当然だろう。

「無料で〇〇します!」「たった〇〇円で、こんな風になれます!」というアピールは、注目されやすい。そこで人が集まってきてくれたら、わぁ、売れる人になった!と誤解をしやすいが、

果たしてそこに集まってくる人が、本当に自分の商品やサービスに興味を持ってくれる人なのか? ただ「無料」を享受しただけで去っていく人ばかり集めているのではないか? という視点は持っていたい。

もちろん、無料で何かをやることには意味がある。基本的にはPR(自分を知ってもらう活動)だろう。つまり「きっかけづくり」だ。

無料や低額の何かをきっかけにして自分を知ってもらい、そこから「この人(会社)をもっと知りたい」と思った人に次に進んでもらう。次のステップへ進もうとしてくれる人を初めから集めているかが大事になってくる。

いや、そんな戦略的でなくていい。自分はただ、周りの人に貢献したいだけなのだ。困っている人を助けたい、悩んでいる人を救いたい、だから無料でやっているだけで、別に自分の商品やサービスを売りたいわけではない。という意見もあるだろう。それならそれでいい。無料や低額でずっと貢献し続けられるなら、それはそれでいいんだと思う。それであれば、自分の労力や時間に見合わなかったとしても、自分の中から不満は出てこない。「無料でもっとやって」と言われたとしても、「はいはい、ぜひ!」とお答えすればいいんだと思う。


ファンを作る文章と、集客のための文章は違う


「こう書けば人が集まる」「メリットをチラつかせると人が集まる」というような考え方で文章を書いていると、集客はできる。でも、そういう発信で集まってくる人は、本当に自分が来て欲しい人だろうか?

「こう書けば売れる」というテンプレに沿って無料や低額の商品を売っても、次につながらないことは多い。

そうではなくて、「この人だから」「この会社だから」と選ばれる人になるためには、「どう書けば売れるか」「どう書けば人が集まるか」という発想から脱却して、

この人の視点が好き
この人の考え方に共感する
会う前からこの人は信頼できる

と感じてもらえるような発信が必要になると思う。

それは

「かんたん・すぐに・だれでも」結果が出る!
(無料で)こんなにいろんなことをしているからフォローして!
今、私をフォローするとこんなにいいことが!

と短期的に注目され、誰でもいいから人を集める書き方ではない。本当に自分が来て欲しい人を集めるには、まず自分が「どんな人に来て欲しいか」を明確にすることだろう。


自分の価値を言葉にして、長く売れ続ける人になるための文章の書き方をこの本に書きました。

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