間

TVをつけっぱなしにしていたら
あるお寺のご住職のお話が聞こえてきました。

「間（ま）が違うことを、『間違い』と言います。」

なるほど。言われてみたら、そうだ。
言葉を分解して考えることって
あんまりないなぁ。
ふと、「間（ま）」ってなんだろう？と思い
辞書で調べてみました。

空間的な間隔のことだったり
時間的な間隔のことだったり
雰囲気のことだったり
チャンスのことだったり。

そして、「間違い」とは、
≪真実と違うこと。誤り。しくじり。
過失。あやまち。異常な出来事。事故≫と。
なるほど。
「間」が違っちゃうと
こんなことが起こるのねぇ～

そしてご住職は
「私の経験として
　苦手だなと思っていた人と
　思い切って間を詰めてみたら
　意外とうまくいきました」と。

苦手だと思っている人は、
食わず嫌いに似た感じで
「きっと無理～！」と思い込んで
距離を遠く置いていることもある。
勇気を出して一歩近づくと
「おや？結構いい感じかも」という事も
出てきますよね。

そして、人との関わり方は
近すぎてもうまくいかないこともあります。
近いと、パーツしか見えなくなって
全体のバランスがわからなくなって
嫌ぁ～なところしか目に入らなくなる。
そんな時は。
ちょっと離れたほうがうまくいくことも、ある。

人との関わり方って
常にナマモノ・ライブであります。
人によって心地いい距離感は違うし
同じ人でも、その時々によって違ってくる。
適切な　間合いを取るって、大事。
長くて慣れていてこのまんまで大丈夫！
と思ってしまっている間柄ほど
意識して新鮮な気持ちで
「間」を見てみようと思いましたの。